ケルヒャーって顔文字が似合うよね。発音的に。(ΦдΦ)ケルヒャーって感じ。それはともかくとして、ケルヒャージャパン(株)が実施している日本橋クリーニングプロジェクトを見てきました。
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日本橋のクリーニングは、下を流れる川の水を温水にして高圧で吹き付けて洗浄するというものです。これで80%の洗浄がすんだところ。

石が呼吸ができるようになります。つまり、汚れが石の隙間につまって、雨水などが入り込んでも抜けることなく石を浸食していくという状態が解消されるのだそうです。残りの20%は、水を使った高圧洗浄だけでは洗浄しきれないので、パウダーを使います。炭酸カルシウムで、チョークなどでも使われているものです。

炭酸カルシウムは、日本橋の材料である花崗岩より柔らかく、傷つけることはないということでした。このパウダーは、環境に配慮し、使用後、7~8割は回収するそうです。残りは、川に沈みやがて海に流れるそうです。
焼夷弾のあと。

これは、歴史的にあえて残す方向で、ということで、手をつけていないそうです。なお、仮にパウダーを使った高圧洗浄しても、深さ数ミリ程度までしか洗浄できず、完全には元には戻らないということでした。
ケルヒャーの洗浄機を実際に持って使ってみましたが、結構、反動を感じます。

これだけで何かの推進力になりそうです。実際、マウントラッシュモアで洗浄したときは、洗浄しながら、自分の位置を調整するなどしたようです。圧力は、15MPadcalから8MPascalまで設定できますが、微妙な圧力の調整は、対象物との距離で調整するそうです。50cm離したら、そこに手を持ってきても、ほとんど感じない。ところで、これを使って高圧シャワーで体を洗うというアイディアはどうでしょう?

マウントラッシュモアのクリーニングについては、他社も事前にやってみたが、汚れ落ちがよくなかった。また、崖の上にあるので、水もない、電気もない。ヘリで機材や水を運ぶなど、ケルヒャーは、トータルでこういうふうに洗浄できると提案できる。また、自社で機器を開発しているから、できないことがあったら、開発してしまえばよいという強みがあるということです。ところで、マウントラッシュモアの胸像を作った人ってすごいよね。
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