α99
そういえば、D5000はダブルズームレンズキットで、動画が撮れる一眼(当時は、動画機能が一眼レフに取り入れられた初めの頃)で、更に、バリアングルモニター。そういったことにも着目して、D5000を購入したのでした。今回のα99は、レンズ2本購入し、動画は言わずもがな、バリアングルモニターである点まで一緒です。値段は5倍近く高くなっていますけどね。
結局、D5000のキットレンズは、今は使わなくなり、動画もほとんど撮っておらず、バリアングルモニターもほとんど使ってません。理由としては、キットレンズは、もっといいレンズを買ってしまったし、D5000の動画は画質が発展途上だし、バリアングルモニターは、たまに使ったけど、ピント合わせるのに時間が・・・。ですが、α99では、レンズは最初から良いのを買ったし、動画も最高級だろうし、ピントはファインダーだろうとモニターだろうと高速である。
もっとも、動画が良いとかバリアングルモニターだからということで、α99を選んだわけではないのですけどね。
D5000があるのに、新しく購入する理由はあるのか、ということがあります。確かに、フルサイズの方が、同じボケでより広い画角で撮ることができるだろうし、高感度的にも優れていたりするだろうし、階調表現も優れているかもしれないけど、D5000で撮った写真は、十分綺麗に撮れていて、自分でも満足するような写真が撮れるようになったではないかと。
D5000で撮ってきて思うのは、ピントのことです。今まで、これでピントさえあっていれば・・・と思うことが何回もあり、AFの性能の良いカメラが欲しかったのです。ニコンで言えば、D4とD800のAFが最新の優れたAFであり、 D600のAFはD7000と同じ程度と 聞いています。D600のAFの機能がD800並であれば、今回、D600にしていたかもしれません。かといって、D800は画素数とかファイルサイズとか、ブレを気にしなくてはならないとか、そんなこんなで、(ー’`ー;)ゥーンとなっていたわけです。
それと、きっと本音ベースでは、みんな、ニコンとかキヤノン買うでしょ? みんなが持っているカメラではなくて、でも、実は良いカメラやレンズなんだよっていうのが、僕の琴線に触れるんだと思います。
とはいえ、D600が十分安くなったら、サブカメラ的に購入を考えるかもしれませんけどね。
α99の場合、一番気になるのは、トランスルーセントミラーの存在かと思います。これのおかげで、EVFなカメラなのにAFが速いのだけど、でも、言ってみれば、NDフィルターを付けて撮っているようなものでしょう? しかも、ミラーレスのAFの速度も年々上がってきているし、そう考えると、トランスルーセントミラーの存在は、ミラーレスのAFの性能が上がるまでの過渡的なものなのかと思ってしまいます(ところで、トランスルーセントミラーがあるから、α99は一眼レフカメラと言っていいんだよね?)。α900のOVFは評判が良かっただけに、α99がトランスルーセントミラーでなければ・・・と、多分多くの人が思っているのだと思います。
ただ、それを差し引いても良いと言える性能がα99にはあると思うのです。トランスルーセントミラーがあっても、明らかに、α900よりも、撮れる写真の画質は上がっている筈です。それに、使ってみて分かったのは、D5000のOVFを使ってきた私にとっては、α99のEVFは十分に綺麗に見えて、OVFのようにすら感じられます。しかも、OVFとは違って、露出など見えているままの写真が撮れるわけですし。

さて、今回、D5000を初めて買ったときと同じように、レンズを2本買ったと書きましたが、それは、Carl Zeissです。Sonnar T* 135mm F1.8 ZA
おぎさくと書きましたが、今回、ソニーフェア in AOYAMAの招待状をおぎさくからいただきまして、それなりに安く購入することができました。とはいえ、50万円以上、しかも、現金一括払いという・・・。時間が経てばカメラ本体は安くなっていくでしょうし、しかもこれから、クリスマスや年末年始の商戦もあるだろうということは分かっていましたが、結構、勉強していただいたし、橋本先生のポートレート講座で使ってみたいということもあり、購入に踏み切ったのでした。
さて、早速撮ってみた写真を何枚か載せますね。全てRAWで撮影し、Lighroomで現像しています。レンズは、135mmです。
ポートレートも実はあります。これも、135mm、そして1枚だけ24-70mmです。こちらの写真は、ソニーフェアの会場で、α99とレンズを借りて撮ったものです。設定がRAWなのは良かったのですが、ISOが1600になっていて、Lightroomで取りこんだ写真を見たら、ノイズが・・・。でも、Lightroomでノイズを減らす処理をしたらいい感じになりました。このあたり、最初からJpegで撮っていれば、ISO1600でも、ノイズの少ない画像になっていたのかもしれませんね。
α99を持った後に、D5000を手に持つと、なんだか小ぶりで可愛く感じます。
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