橋本先生のポートレート講座第7期第1回です。第7期のテーマは、小型ストロボによる多灯撮影でどこまでブロのレベルに近づけるかということです。
基本的に、今回、ストロボをカメラにクリップオンしての撮影はありません。カメラに付けたストロボだけで撮影するとき、必ずしも、バウンスできるとは限らないし、みんな似たような光となってしまいます。でも、カメラから離れた2灯があれば、なんとかサマになるということです。
ただ、私のD5000には、外部ストロボをつなぐためのシンクロターミナルがありません。今回、D5000の修理が間に合わないときには、先生のカメラを借してくださることになっており、そういえば、修理が間に合ったとの連絡もしていませんでした。今回は、結局、α900を貸していただき、撮影しました(なお、コードをつながなくても、スレーブユニットがあれば、ストロボを同調させることは可能な筈なのですが、汎用のスレーブユニットだとうまく同調しないようなので、コードをつないでの撮影となった。)。
ところで、知らなかったのですが、D5000にNIKON AS-15を装着すれば、シンクロコードを装着することができるのですね。∩゙ヽ(。・ω・。)ポチしました。これからも、シンクロコード使うときは、きっと先生はα900を貸してくださるとは思うのですが、AS-15自体は安いので、買わない手はないと思いました。
α900を使ってみた感想としては、まず重くない・・・。フルサイズだと重いのは仕方ないと思ってたのですが、レンズが軽かったせいかもしれないけど、重さ的には、D5000と大差ない感じがしました。
ファインダーから見える世界が広い。これなら、ピントがあってるかどうかも分かりやすそうですね。
シャッタースピードと絞り値を変えるのが簡単。ダイヤルがそれぞれ独立していて、上の液晶に数値が表示されるから、すぐに変更できる。D5000でもそんなに面倒な操作というわけではないのだけど、ヾ(。´д`)ノカンタ-ン。
それから、α900で撮ったとき、思っていた程、フルサイズとAPS-Cの違いを感じませんでした。確かに、APS-Cはレンズの画角が1.5倍になるのだけど、換算後の画角で計算してしまえば、同じような感じ。もちろん、画質的な有利さ、同じf値で同じ距離からより広く撮れるなどのメリットがあるので、やっぱり、私が次に買うカメラはフルサイズになるのだけれど、最近は、SONYもAPS-C用のレンズを結構出していて、むしろ、フルサイズ用のレンズは少ないから、α77という選択肢もありなんじゃないかと少し思ったりします。
ポートレート講座の話に戻ります。
スタジオライティングをするときには、基本的に、サイド光かフロント光を使います。つまり、横からの光をメイン光にするか、前からの光をメイン光とするか。モデルによって、サイド光が似合う人もいれば、フロント光が似合うひともいますので、モデル次第で使い分けます。
1灯だけだと、天井バウンス、サイドバウンスとあまり変わらないかもしれないけど、もう1灯あると、アマチュアの域を超えるということです。更に、もっとあると・・・。
今回のモデルは、谷口佳代さんです。
まず、壁とモデルの間に大きなトレーシングペーパーを張って(イメージとしては、シーツを干してるような感じ。)、それ越しに、小型ストロボ2灯をスタンドに設置して撮影してみます。このとき、モデルのすぐそばのストロボからの光は1、遠い方のストロボからの光は2の割合になるようにします。
試しに、ストロボ1灯だけで撮影するとこんな感じになります。影が強くなります。でも、これはこれで、こういう効果を狙っての撮影なら、ありだと思います。
さて、また、2灯に戻りますが、小型ストロボは閃光時間が短く、強く鋭い光源になってしまうのが弱点です。そこで、先ほどは、トレーシングペーパーに直接ストロボを向けていましたが、今度は、ストロボにクッキングペーパーを付けて光を分散させ、さらに、壁バウンスした光を、トレーシングペーパー越しにあてて撮影します。
更にもう1灯追加して、髪の毛にトップライトをあててみます。後ろにも光がいくようになるので、後ろにも光がまわってくるようになりますが、更に、モデルの後ろ背景下向きに1灯を加えて、背景の一部をとばした感じにすると雰囲気が出ます(これらのストロボにはトレーシングペーパーも、クッキングペーパーも使わない。)。
ここで、受講者Oさんからのリクエスト。髪の毛が風になびいた写真を撮りたいということでした。それを聞いて、先生が持ってきたのは、レフ板に使っていた板です。それで、モデルを扇ぎだしました。いい感じです。
ただ、Oさんとしては、シャッタースピードを遅くして、髪の毛だけ少しブレている写真を撮りたかったようですが、ストロボを使った撮影では、あまり効果はありませんでした。
次はフロント光での撮影です。
さて、フロント光なのですが、まず、正面1灯は天井バウンスをします。もう一つ、下の方にモデルの正面足下に向けてレフ板を置いて、その前に1灯設置し、そこにバウンスさせます。更に、正面下からの光が上にいかないように、下に置いたレフ板の上に、黒レフ板を床と平行に設置します。更に、その黒レフ板から、トレーシングペーパーを垂らして、下のストロボの光を更に柔らかくします。
そうすると、こんな写真が撮れます。
ここで、首の下に影ができているの(゚∀゚)ハッケーン。下のストロボの光を上にいかないように遮っているが、それを外したらどうかと思ったのですが、ここでは、天井バウンス用のストロボを覆っているクッキングペーパー外したら影が消えました。これは、本来であれば、ストロボから天井にだけ光が行く筈だったところ、クッキングペーパーによる乱反射により、モデルの正面方向にも直接光が行き、それが影を作る原因となっていたのです。
足を入れた撮影もしました。元々足の方が白いので、バランスをとるために、下からのストロボの光を遮ったりもしました。なお、この状態では、顔の一部がどうしても光ってしまいます。いろいろ工夫しましたが、このあたりが小型ストロボの限界ではないかということでした。
最後にこれだけは撮っておきたいのがあったら、撮っていいよということだったので、ウインク(〃ゝω・)してもらいました。
さて、大型ストロボを使わないで、プロ並みの撮影をしようというコンセプトだったのですが、ここまで凝ったセッティングをするのなら、それはもうプロのセッティングではないかなーという気がします(でも、大型ストロボを使わないという意味ではそれでもいいわけですね。)。先生によると、もっと本格的にやるなら、トレーシングペーパーはもっと天井と床のそれぞれから、写真に写らない範囲で大胆に使うし、天井やレフ板に反射させるのではなく、アンブレラも使うということのようでした。でも、多分、私が、個人的に、多灯撮影するとしても、各々にディヒューザーを付けるくらいがせいぜいだろうと思います。

ああ、でも、フロント光で撮影するとき、天井バウンスはカメラに装着したストロボでも良いだろうし、撮影者である自分自身の足元にレフ板をたてかけ、そこにもう一つのストロボをバウンスさせて撮るくらいはできそうだなあ。







