2010年11月05日

【PHOTO】続・秋の丸神の滝

2日目は、お昼に名物のわらじかつ丼を食べて、後は適当にして帰ろうかと思っていたのですが、朝の露天風呂を6時に予約し、食事は7時半から。風呂に入って見上げると青空。たしか、8時台で白神の滝に行くバスがあった筈・・・。

行くことにしました。ロケハンは前日に済んでいると言えるので、9:05に滝前のバス停に到着、帰りは11:19発のバスがあるから、約2時間で十分でしょう。小鹿野町に戻ってくるときには、ちょうど昼時になるので、わらじかつ丼を食べて帰るという寸法です。場合によっては、滝前から14:54のバスに乗る手だってあります。

宿を出るまでは、まだ時間があるので、前日に撮った写真を見ながら予習です。充電器を持ってくればよかったのですが、バッテリーは2個あるから大丈夫だろうと思っていたのですけど、昨日の段階でバッテリー1つは既に使い終わっている。朝の段階で、残りのバッテリーはメモリ3段階のうち2段目。多分、なんとかなると思うけど、気をつけて撮っていく必要があります。

丸神の滝では、滝中段の左側のところに岩肌が見えるところをどうするか。他のところは緑か紅葉なのでいいのですが、白っぽい岩肌が少々目立つ。そこのバランスをどうするか。入れないか、他の部分の面積を広くすることによって目立たなくさせるか。今回は青空が入れられるから、広く撮影して空が入るというアングルをもっと試すことができます。

川では、左側の枯れ葉の地面をどうするかということ(公開していないが、結構、茶色い枯れ葉ばかりの地面が入った写真が結構ある。)。私としては、他が緑だし、バランス的に、あまり入れたくはない。川と緑の岩肌を主体とすることを考える。また、前日に途中から気がついて実行したが、岩の上などに、撮影すると白っぽく目立つような葉っぱがあれば、取り除いてしまう。また、三脚を川に入れて撮りたいが、クイックシューの装着を横にすることによって、液晶可動領域を増やせることを確認した。裸足で川に入れれば、そんなことをしなくてもいいけれども。

また、長時間露光については、何秒という単位で長くしなくても、水はそれなりの白い糸のようになる。前日もそのようにしたが、葉が揺れることを考えると、1秒以下にした方が良いと思われるので、そのような設定を主体にしたいと思う。

と、いうことを、行く前に書いたのですが、実際に滝に行くと予想外なことが・・・。確かに、晴れてました。青空でした。太陽でてました。滝の後ろに・・・。

つまり、強烈な逆光。明暗差が激しすぎる。というか、滝の部分だけを見れば、昨日よりももっと暗いと思う。それでも、流れ行く雲に太陽が隠されたり、少しずつ太陽が動くなど、様子が変わって行くので、なんとかなるかも、と思ったり。結局、滝の下からの撮影は、逆光がすごすぎるので、早々に諦めて、展望台の方に登りました。しかし、展望台から見た風景は、下から見た風景よりはマシとはいえ、太陽の光が、逆光の状態でシャワーのように降り注ぎます。太陽が入らないように、滝のところだけ、クローズアップして撮るのだったら、昨日と同じになります。また、なんとか撮れそうだぞという感じになったときでも、フレアが大発生。(>ω<)メガフレア 手で光を遮るのも限界がある。28-300mmのレンズなら、そのへんの性能も良いだろうと思えども、APS-Cでの28mmレンズでは、滝と空は一緒には入りきらない。展望台近くで、そんなこんなで時間がたってしまい、もう、川での撮影は諦めました。川なら、逆光とか関係ないから、予定どおり撮れたろうけど、丸神の滝は、ここでしか撮れないですから。なお、今日は使えると思っていたPLフィルターは、太陽方向では効果がありませんので、ほとんど使いませんでした。

ただ、この強烈な光と影は、滝以外に目を向ければ、結構魅力的な被写体となります。それでも滝をなんとか撮ろうとして、あまりそんな写真は撮りませんでしたけど。











天気は良かったので、そのままその場所で待っていれば、やがて絶好の撮影環境になる筈ではありますし、可能なら、次のバス(3時間強後)にしようとさえ思いましたが、カメラのバッテリーが保つかどうか。実は、撮りはじめてすぐに、バッテリーのメモリが3つあるうち1つになってしまっていたのです。バッテリーが保つ方にかけるか、それとも、思い切って帰るか、二つに一つ! 最終的には、今回は、そもそも充電器持ってこなかったんだからしょうがないよ、ということで、帰ることにしましたが、ギリギリまで迷っていました。展望台から降り始めて、初めて撮った写真で、バッテリーが切れました。本当にぎりぎりの所でした。ε-(;ーωーAフゥ…

今度からは、そもそも大した荷物じゃないんだから、充電器くらい持ってこようと思います。

この逆光の状況で撮るには、HDRしかないと思う。露出を変更して撮った写真でHDRしてみたのがこれです。青空がきちんと出ている所がポイント。また、実際に明暗差はあるので、それが分かるようにしています。ただ、HDRが標準で備わっているカメラなら、もっと良い感じに撮れたかもしれません。











HDRでなくて、1枚の画像をiPhoto上で、ハイライトを調整するなどして、なんとか青空の色を出した写真も、なかなかいけると思いました。そもそも、明暗差がある光景なのですから、青空が見えているときには、光が直接当たっていないところは少しくらい暗くなっていてもいいし、暗い山にだんだんと光がさしていくのも、なかなかいいと思うのです。

















後で、写真を見返してみると、滝を下から撮ろうとした場所で、あきらめて、むしろ、積極的に太陽を入れて撮った写真(滝は入っていない。)が意外といいことに気がつきました。滝の下でも、もっと、いろいろと試して撮れば良かったかもと思います。











今回は川の写真は断念したと書きましたが、滝の下に行く前に撮った写真がありました。この写真を撮ったときのことを覚えていないのですが、光と影で印象的な写真だと思います。












帰りに、わらじかつ丼を食べました。なんか素朴な店、素朴な味でした。普通に美味しかったです。食べた後、駅に行くバスに十分間に合うと思って、バス停までてくてく歩いて行き、まだちょっと時間があったので、切羽詰まってはいなかったけど、トイレに寄っていると、なんだかバスが出発するような音が聞こえてきました。路線が違うバスなんだろうと思って、時刻表を見ると・・・今日は、祝日の運行、少しだけ、平日より早い時間にバスは出ていました。(´Д`|||) 次のバスは約1時間後、待ってる間、この文章を書いていました。

1時間あるんだから、少し出歩いてみたらと思うけど、荷物のずっしり感が、僕を引きとどめました。やはり、初めて行くような場所には、Velbon P-Maxを持って行くか、軽い雲台を買うことにしようと思った次第です。

そうして、バスに乗って、駅に着くと、特急が満席で乗れないという・・・。(;´д`)トホホ その後、家に着くまでには、クタクタになってしまいました。でも、今回の旅行も楽しかった。滝前のバス停で帰りのバスを待っているとき、なんかいいなあと感じました。また行きたいと思う。でも、行くとしたらやはり紅葉の季節かなと思います。だとすると、1年後? もっと早くに行きたいと思うけれども、1年後に撮る写真を今の写真と較べるのも面白いだろうと思います。そのときには、もっと広角のレンズか、フルサイズの撮像素子のカメラを手にしているかもしれません。










posted by nishinyah at 01:40| Comment(0) | TrackBack(0) | CAMERA | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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