2010年09月29日

丸神の滝

曼珠沙華を堪能した後に、秩父方面に向かいました。西武秩父駅でバスに乗り換えたら、まさかのバス乗車時間40分。小鹿野町に着きました。翌日に長瀞にでも行こうかなーと思っていたのですが、こんなに駅から遠いとは思っていませんでした。こうなると、いったん駅まで戻って、更に移動するよりも、近辺になにか良いところはないか探そうと思います。旅館で食事を用意してくれた仲居さんに、何か良いところないか訊いてみたのですが、あまりこれはっていう感じの所がなさそうで、どうしようかなーと思って、話をしながら、ネットで検索(無線LANが使えた。)してみると、県内で日本百選の滝に唯一選ばれた丸神の滝があるということが分かりました。最初に訊いた仲居さんは、丸神の滝のことは知らなかったようですが、布団を敷いてくれるときに来られたもう一人の方が知っていて、旅館の前のバス停から行けると教えてくれました。

翌朝、バスに乗ると、乗客は私を含めて二人だけ。途中からは私だけになり、運転手さんから、どこに行くのかと訊かれました。丸神の滝に行くので、滝前のバス停で降りるつもりですと答えたところ、もう一つ先の、丸神の滝入り口から行って、降りた方が楽だよと言われました。私もそれは考えていたのですが、やはり、滝を上から行くのはなんかずるしたような感じで、まず、下から滝を見上げてから、上に登ろうと思っていました。でも、運転手さんが再度そのように言われるものですから、じゃあ、せっかくだからと、一つ先の丸神の滝入り口のバス停で降りることにしました。

バスを降りるときに、運転手さんが、帰りは、バス停でなくても手を振ってくれたら、乗せてくれると親切に言ってくれました。もっとも、道路ぞいに歩くわけではないので、そういう事態にはなりそうもありませんでしたが。

さて、バス停を降りて一歩進めば山の中です。というか、山登りです。えーと、山下りだと思ってたんだけど、これは・・・。しかも、これって道? 鎖が壁面に付いていて、これを掴みながら登れと? 柵とかもないし、急な坂だし、(>ω<)キャー 事前にネットで調べた情報では、ハイキング感覚で行ける筈だったのですが・・・。














息を(;´Д`)ハァハァさせながら登って行くと、やがて、滝の音が・・・。そして、東屋(゚∀゚)ハッケーン おお。ここが目的地か。滝がよく見える。









っていうか・・・。

すげー。Σ(゜□゜;)ナニコレ。この滝すごい。









雨は、バスを降りた頃は、なんとかやんでいた状態だったのですが、霧がかかってたり、木々からは、水が滴り落ちてきたり、そして、やがて日が差してきてクリアになってきたのに、なぜか雨も降ってきたり。でも、屋根があるから、荷物はそこにおいて、カメラとレンズの上にはハンカチを置いたりして、写真撮りまくり、動画も撮りまくり、音も録りまくりです。音も録りまくりというのは、ZOOM H1を何気なく注文して買ってしまい、何録るか決めずに、とりあえず、持ってきていたのでした。














しかし、すごい滝です。18mmからのレンズ持ってきて良かったです。それ以外にも、28-300mmや、50mm F1.4のレンズに交換していろいろと試してみました。









動画はこんな感じ。音は、H1で録ったのを後からシンクロしています。まあ、滝の音なんて似たようなものだから、タイミングは合わせなくてもよさそうなものだけど、一応、撮る(録る)ときに拍手の音を入れて、後で合わせています。H1はデフォルトの設定のまま録ったせいか、音が小さめだったので、合わせるときに、音をゲインアップしています。でも、音と映像のタイミングあわせるの難しいね。何か良い方法があると思うんだけど。

滝は動画の方が説得力があるような気がします。写真だと、白い筋のようになってしまいますからね。もっと動画撮影機能のすぐれたカメラでも撮影したいと思いますが、動画を越えた写真を撮りたいとも思います。

さんざん撮(録)って、もうそろそろいいだろう。下の方でも、もっと近くで写真が撮れる筈と、歩き出したところで・・・、エーと、展望台って書かれた道しるべが・・・。そちらの方に行くと、たしかに、滝がよく見える。さっきの場所が目的地じゃなかったのか・・・・。でも、展望台と称している方は、ベンチはあるけど、屋根もないし、雨降ってたし、これはこれでいいんだと。それに、別に考えていることがあったので、そこでは手持ちで何枚か撮って良しとしました。









今度こそ降りて行きました。下りのルートも、鎖があったりしたけど、でも、柵などもあったりで、割と安全です。

もしも、滝前のバス停から登ったら、坂は急だけど、わりと普通に登れたのではないかと思います。しかし、当初の予定では、滝前から登って、丸神の滝入り口から降りるつもりでしたから、行きはよいよい帰りは【;゜Д゜】ということになるところでした。ε-(;ーωーAフゥ… まあ、行きも帰りも、滝前のバス停から行くのがよろしいかと思います。

下から見上げると、上の方の滝はもはや見ることはできません。そもそも、丸神の滝は全部を一度に見ることはできないようです。でも、これだけでも、かなりのもの。それに、滝にかなり接近しているから、音もまた臨場感あり。雨もやんできて、いい感じです。









ここでも、レンズを換えながら、写真を録ったり、動画を録ったり、滝の音を録ったりでした。でも、滝の場合、300mmのレンズはあまり使わないね。アップにすると滝であることが分かりづらくなりますからね。

今回、思いっきり絞って、ISOはLO1(Nikonの場合、最低感度がISO200なのですが、それよりも減感した設定ができる。LO1はISO100相当。画質的にはISO200がベスト。)にして、露出は+に調整(RAW現像のときに露出を抑える)して、シャッタースピードをなるべく遅くしようとしたけど、それでもなかなか遅くならない。NDフィルターを買っておけば良かったと思いました。PLフィルターなら買ったんだけどねー。まさか、NDフィルターを必要とするときが来るとは・・・。














白糸のような滝もいいけど、ここまでの滝となると、瞬間を撮った滝も迫力があっていいと思います。



















動画は、縦に録ってたんだけど、そういえば、YouTubeとか横向きだよなーってことに、このとき気がついて、(ー'`ー;)ゥーンと考えて、斜めにしてみました。結構斜めにしたつもりだけど、あまり違和感なくて、いい感じじゃないかな?









H1でも録音しておいたのだけど、どうも、D5000に録音されてる方が音に臨場感がある感じ。H1の方をゲインアップしてもそう感じる。あっるぇー? 加えて、今度は、iMovieでうまく音を合わせられなかったので(ちゃんとした方法を教わりたいね。)、そのまんまD5000で撮った動画をアップしました。H1は録音するときにレベルをもっと上げれば良かったのかもしれません。

そのうち、雨粒が、レンズフィルターに付いて、粒のボケが見えだしたところで、まだ、時間があったけど、帰りながら写真撮ってもいいし、余裕をもって行くかーと思って、片付けて帰ることにしました。










滝前のバス停の近くまで降りると、公衆トイレがありました。どうしようかなーと思ったけど、バスに乗る時間長いし、覗いてみると、割とキレイだったので、用を足すことにしました。しかし、そこには思わぬワナが・・・。

手を洗おうと思って蛇口ひねっても水出てこないんですけどー。(;´Д`)ノえーっ 近くにあるキャンプ用だと思われる水道の蛇口をひねっても、出てこない。









っていうか、キャンプ場は閉鎖だから、公衆トイレの水道も閉鎖? (´Д`|||)ガーン 近くに川が流れていて、水はこんなにあるのに。と思って、川まで降りて行きました。岩とか結構あったけど、なんとか川に手が届くところに行けました。でも、バスの時間まで、もう数分しかありません。もうヒヤヒヤもの・・・いや、走ったりしたから、アツアツものでしたよ。でも、途中でカエル見つけて、手を洗った帰りに写真撮りました。









バス停で待っていると、空は青空になってる。ああなんてことでしょう。今になって晴れるとは。でも、いいのです。私には考えていることがあるのです。それは、また、紅葉の季節に、ここに来ようってことです。そのときには、NDフィルターも持ってくるし、展望台からも三脚を立てて、もっと写真を撮ろうと思います。ウン(*-ω-)(-ω-*)ウン









バスに乗ると、あの運転手さんでした。ずっと写真撮ってたの? と訊かれ、そのとおりだと答え、私は、すごかったと興奮しながら(*゚∀゚)=3ムッハー、丸神の滝入り口から入って良かった。もし逆だったら、大変だったよ、と話をしたのでした。

ひととおり、話をしたら、後ろにさがって、バスの窓を開けました。さっきも書いたとおり、もうかなりアツアツだったので、風にあたりたかったのです。そして、もう一つ目論見がありました。それは、工場萌え(*´Д`*) 往路で見かけていたのですが、そのときは、カメラをしまったままだったのでした。









とても充実した旅行でした。天候は雨が降ったりもしたけど、でも、なんとかなったし、逆に、こういう天気ならではの写真が撮れたように思います。

今回は、Mafrottoのカメラバッグが大活躍でした。三脚は・・・、実は、このバッグにきちんと入って蓋もできる三脚、ベルボンのP-MAXを持って行ったのでした。Manfrottoの三脚だと、雲台を外した上で、しかも、蓋がしまらない。今回のような天気があやしいときには、蓋はしっかり閉めておきたいのです。P-MAXの問題点は、28-300mmのレンズを付けて、カメラを縦撮りのために横に倒したとき。クイックシューを付けたところから、レンズの自重でゆっくりと頭を垂れてしまいます。コインでいくらきつく締めても動いてしまう・・・。今回、プチ登山になったけど、いや、その前の、曼珠沙華のときだってそう思うけど、手ぶらが良い。なので、いつかは、このカメラバッグにきちんと入る良い三脚があれば、欲しいなあと思います。でも、コンパクトな三脚だと、結局、クイックシューのところもそれなりになりがちで、どうなんでしょうね。一脚でレンズを支えるアダプタもあるみたいだけど、このバッグに一脚も一緒に入るのかどうか・・・。

去年も、カメラを買ってすぐに、秩父方面に行きました。なんか1年たつと随分自分の感覚も違うような気がします。丸神の滝に行けたのが、去年じゃなくて、今年で良かったと思います。去年も宿だけ決めて、翌日に、場所を探して出かけたのですが、去年は去年であれで良かったのだと思う。

今度行くときは、どうしよう。丸神の滝に行くのなら、やはり、小鹿野町に泊まるといいよね。今回は、前日に巾着田に行ったけど、今度は、どこに行こう? そういえば、小鹿野町って、わらじカツ丼が名物らしいんだけど、今回食べてない。それも食べようかな。でも、旅館でご飯食べたいし、当日は、午前中に出発したいし・・・、どうしようかなー。

posted by nishinyah at 20:53| Comment(0) | TrackBack(0) | CAMERA | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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