2022年04月30日

撒餌カメラが必要だ。


カメラのエントリーモデルがいつの間にか発売されなくなってきてるようだ。例えば、価格コムで6万円以下で検索すると4台しか出てこず、しかもカメラボディのみ。その中で一番新しいものでも2019年10月の発売。

自分自身がエントリーモデルのカメラを買うことはもうあまりないので、気にしなくなっていたんだけど、気づけばそんな状況。

ある程度カメラを本格的に始めたいと思って、レンズ交換式カメラを購入するとしても、予算的に五万円くらいがせいぜいかと思う。かつては、そんなときにオススメだったのが、一番安い(結果的にAPS-Cになるけど)カメラのレンズキット+単焦点のレンズで、五万円に、がんばればなんとか収まるかどうか、という値段だったと思うんだけど。

具体的に言えば、NikonのD3000シリーズとか、キヤノンのEOS Kissシリーズなどでした。一眼レフからミラーレスへの転換期となり、レンズマウントも替わっていったこともあるんだろうけど。単焦点レンズは50mm F1.4のレンズが安く売っていて、これがあれば、背景ぼかして撮りやすく、レンズ交換式カメラならではの写真が撮れたものです。そしてそこから、もっと良いレンズが欲しくなって、やがてレンズ沼にはまるので、そんな単焦点レンズのことは撒き餌レンズと呼ばれていました。でも、それも、レンズを付けるカメラがあってこそ。

ちなみに、マイクロフォーサーズのカメラは、背景ぼかすのには向いておらず、むしろ背景ぼかさないのが得意とも言えるカメラです。初めてカメラを買うのならその点は気をつけてください。

もちろん、何年か前のカメラでも質が良く、私が今メインで使ってるカメラも、実は10年くらい前のカメラだったりするので、最新のカメラでなくとも良いっちゃ良いんだろうけど、初めてカメラを買うなら新品を使ってみたいだろうと思うんだよね。

そんなわけで、カメラ人口の裾野を広げる意味でも、撒餌カメラが必要だよね。


posted by nishinyah at 23:59| Comment(0) | CAMERA | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする