ふと思い立って埠頭
に夜景の写真を撮りに行きました。三脚用バッグは持っていますが、荷物にならないように、リュックの中に入る三脚
を新たに買おうかと思っていたのですが、最近私が買った鞄に、私が持っているManfrotto 7322CYがすっぽりと収まったので、新たに買わずにすみました。X-Pro1も持って行こうかと思ったのですが、三脚を入れた鞄に、α99とレンズ二つを入れると結構いっぱいだったので、今回は持って行きませんでした。
レリーズは持っていないので、2秒タイマーで撮りました。
α99 Vario-Sonnar T* 24-70mm F2.8 ZA SSM 70mm 30 f/22.0 ISO100
そういえば、ここで以前、撮影したことがあったのでした。
α99 Vario-Sonnar T* 24-70mm F2.8 ZA SSM 24mm 25 f/7.1 ISO100
α99 Vario-Sonnar T* 24-70mm F2.8 ZA SSM 55mm 13 f/7.1 ISO100
α99 Vario-Sonnar T* 24-70mm F2.8 ZA SSM 24mm 30 f/14.0 ISO200
α99 Vario-Sonnar T* 24-70mm F2.8 ZA SSM 60mm 25 f/18.0 ISO500
α99 Vario-Sonnar T* 24-70mm F2.8 ZA SSM 35mm 30 f/18.0 ISO320
α99 Vario-Sonnar T* 24-70mm F2.8 ZA SSM 35mm 30 f/18.0 ISO250
東京タワーがある風景は、なんだかいい感じです。東京タワーはずっと前から東京にあるのに、古くも新しくもない当たり前の風景になっている不思議。
そう言えば、日蝕の時に東京タワーと撮ったこともあります。
α99 Vario-Sonnar T* 24-70mm F2.8 ZA SSM 70mm 30 f/20.0 ISO160
東京タワーのデザインですが、なんかいつの間にか、変わってるような気がしていました。丸っこくなっているような? 子供のときの記憶だともっと角ばってたような気がしていたものです。調べてみたら、デジタルアンテナを新たに設置するために今のデザインになっていたんですってね。2003年からというのですから、もうずいぶん経っていたようです。( ・∀・)つ〃∩ ヘェーヘェーヘェーヘェーヘェー
α99 Sonnar T* 135mm F1.8 ZA 30 f/18.0 ISO125
そんなふうにして撮っていたら、ふと、気づいたことがあります。ここでポートレートを撮るとした場合のことです。
夜景とポートレートを組み合わせて撮る方法は、橋本先生のポートレート講座で学びました。まず、背景となる夜景に露出を合わせる。あとは適切な光量でモデルをストロボで照らす。以上だったと思います。
三脚を使って撮っていると、長時間露光なので待ち時間がそれなりにあります。長ければ30秒とかね。その間は手持ち無沙汰になります。カメラは三脚に固定されているので、カメラを触る必要はありません。というか、むしろ触っちゃだめだ。
昨年、イルミネーションとポートレートを撮ったときには、LEDライトを簡単な三脚に付けて、カメラは手持ちで撮っていました。でも、カメラを三脚に固定してしまえば、露光中は撮影者は自由に動くことができます。夜景とポートレートを組み合わせるとき、ストロボで人物を一瞬だけ照らせば、露光時間中にモデルが少しくらい動いてしまったとしても、問題となりません。暗いから。でも、LEDライトだと、一瞬照らせば良いというわけにはいかないでしょうから、照射時間の調節が必要になると思われるし、モデルが少しくらい動いてしまったても、大丈夫だとはなかなか言えなくなります。つまり、夜景とポートレートの組み合わせの場合、カメラを三脚に固定できるのであれば、ストロボの方が有利だということです。
ストロボを使って撮影するとき、カメラ直付のストロボで正面から光で照らされるとのっぺりとした写真になりがちです。できれば、ストロボの位置を少し横にずらしてあげたりした方が良いのですが、そこで、シャッターと連動させるのはどうしたら良いのとか、撮影者とモデルの二人しかいないときに、ストロボをどう設置するのか、といった問題が発生します。また、ソニー用のストロボは持っていないので、一挙に購入するものが増えてしまいますし、カメラだけでなく、ストロボも設置するのは、いろいろと面倒そうです。
しかしながら、長時間露光で撮っていれば、その間、撮影者はフリーなので、ストロボを手に持って、好きなところからモデルを照らすことができます。しかも、露光時間中に一瞬だけ照らせばいいのですから、一瞬のタイミングに合わせるというわけでもありません。問題はモデルへの適切な光量による調節ですが、まあ、何回か撮ってれば、だいたいうまくいきそうです。
モデルに、自由に光を当てることができ、撮り方の幅が広がりそうです。さすがに、モデルの背面から手持ちのストロボで照らすのは難しいでしょうけれども。いや、本当にそうか? 長時間露光では、動いているものは、光っていない限り、ほとんど写らない筈。後ろにまわって、自分に光が当たらないように照らしてやれば、後ろから逆光気味な照射も可能ではないか。
もっと言えば、一つのストロボで時間差で二灯撮影もできるかもしれないし、露光時間中にモデルも移動して、ストロボを焚けば、複数の場所にモデルが写っているという写真も、もしかして可能ではないだろうか。まあ実際にやってみればいろいろとあるんだろうけど、なんかスゲー。
夜景を撮影するとき、今回撮った写真を見てもらっても分かりますが、絞ることによって、長時間露光にした方が、光芒のある写真となります。これを良しとするのであれば(むしろ、夜景ではこれを狙って絞ることが多いと思いますが)、そんな背景をバックに、面白い写真が撮れそうです。
夜景の写真の話でしたが、なぜだか、ポートレートの話が長くなってしまいました。
埠頭にはバスで行ったのですが、19時すぎくらいに到着してまだ明るい状態でした。帰りのバスの最終は22時過ぎくらい。3時間弱くらいしかありません。長時間露光だと撮影に時間がかかる(しかも、ノイズリダクションが露光時間と同じくらいかかる。)し、三脚を使っていると、手持ちと較べて次々といろんなアングルで撮るというのはできません。今回、Sonnar 135mmとVario-Sonnar 24-70mmを持っていったけれども、レンズ交換の時間が惜しく、ほとんどVario-Sonnarで撮っています。ズームですから、より自由度もありますし。
なお、夜景を撮るときには、ほとんどAFは使いませんでした。三脚で固定しているので、ライブビューで拡大して、ピントをマニュアルで合わせています。
( ゚д゚)ハッ! モデルを撮るときは、当然、ピントはモデルの方に合わせなくてはならないが、ピントはどうやって合わせましょう。まあ、ピント合わせるときだけ、LEDライトでもなんでも使ってモデルを照らせばいいでしょう。そういえば、橋本先生の講座でもそんなことをしていました。それに、長時間露光だとかなり絞ることになりますから、被写界深度はかなり深くなっていると思います。
ラベル:SONY