2014年06月16日

公園とSonnar T* 135mm F1.8 ZAとVario-Sonnar T* 24-70mm F2.8 ZA SSM




休みの日になると、できれば撮影に出かけます。お腹が少々ふっくらとしてきているので、多少なりとも運動になるでしょうし、撮影そのものもがやはり楽しいですからね。割りと近くに、行ったことのない公園があることを知り、紫陽花も咲いている頃なので行ってきました。ところで、紫陽花の写真て、どうやって撮れば印象的になるのだろうと思います。普通に撮ると、普通に撮れます。普通じゃなく撮るにはどうしたら良いのか。(ー'`ー;)ゥーン。

ポートレートを撮るときは、あらゆる方法で撮ろうとするので、カメラもレンズもいろいろと持っていくのですが、こういった風景等を撮りに行くときは身軽な格好で行きます。まあ、お散歩といったところでしょうか。と、いうわけで、α99Sonnar T* 135mm F1.8 ZAVario-Sonnar T* 24-70mm F2.8 ZA SSMを持って行きました。








公園 01

135mm F1.8 ZA 1/500 f/1.8 ISO100










公園 02

135mm F1.8 ZA 1/200 f/6.3 ISO100 真鴨が一羽。










公園 03

135mm F1.8 ZA 1/400 f/8.0 ISO100










公園 04

135mm F1.8 ZA 1/1250 f/5.0 ISO100 アナベル










公園 05

135mm F1.8 ZA 1/8000 f/8.0 ISO1600 なぜこれがISO1600かというと、ちょっと、露出をマニュアルで撮ってみようかと思ったからです。どうせ、絞り優先で撮っていても、露出補正で明るさを調節しているのだから、それをシャッタースピードに置き換えるだけではないかと考えて。でも、ISOはオートのままだったのでした。 ( ノ∀`)タハー










公園 06

135mm F1.8 ZA 1/2000 f/1.8 ISO100 蜻蛉










公園 07

135mm F1.8 ZA 1/1000 f/6.3 ISO100










公園 08

24-70mm 24mm F2.8 ZA SSM 1/1250 f/9.0 ISO100 この写真は明暗差が大きいので、α99の機能を使ってHDRでも撮影してみました。この写真で暗くなっている部分も色が出てきてくれたのですが、RAWで撮った方もシャドウを調整したら色が出てきました。結果的に、暗くなっているところはそのままの方が良いだろうということで、シャドウをそれほど起こさない、RAWで撮った方の写真を選びました。









実は同じ所を2回ぐるっと廻ってきたのです。最初は135mmを付けて、次は24-70mmを付けて。最後の写真だけ24-70mmになりましたね。




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2014年06月15日

NHK文化センター 安井豊彦先生のポートレート講座(2014年6月)




安井豊彦先生のポートレート講座、2014年度前期第3回目の撮影となります。


使用した機材は、α99Sonnar T* 135mm F1.8 ZAVario-Sonnar T* 24-70mm F2.8 ZA SSMX-M1XF35mmF1.4 R。現像はLightroomを使用しました。










Ichikawa Ayumi 01

α99 135mm F1.8 ZA 135mm 1/1000 f/1.8 ISO100




Sonnar 135mmで撮影。ただ立っている写真。今回、このレンズで掲載するのはこの1枚だけです。SIGMA 35mm F1.4 DG HSMで撮るのに慣れてきたせいか、Vario-Sonnar 24-70mmでほとんど撮っていました。逆にもっとSonnar 135mmで撮っても良かったのにと思うほどです。


講評:日傘ごしに彼女の前の方まで光が回りこんでいて、陽射しの強さを感じることができますよね。ただ、ちょっと奇異に感じるのは、左のバラの花が、無理をして画面に入れている感じがあって、彼女とバラを一つの画面に収めようとして、フレーミングをされたというのが。ここまで無理をしなくてもいい。これなら、カメラを右の方に回りこませて、この背景にバラの棚を入れてもよかったのかな。そうすると、バラのボケが頭の上、傘の上に連なる状態で、広がりのある奥行きのある写真になったんじゃないかなと思いますよね。










Ichikawa Ayumi 02

X-M1 XF35mmF1.4 R 換算53mm 1/1100 f/1.4 ISO200



X-M1で撮影。そう、X-Pro1ではなく、X-M1です。とうとうアレを購入。もし、これが十全に使えたら最強ではないかと思っていたら、最強でした。ファインダーを覗いて見える像の大きさは今までと段違いの大きさ。X-M1の弱点であったファインダーがない、ということを見事に解決してしまいました。軽いけど、もちろん嵩張ります。でも、本気モードで撮るときには、大きさは気になりません。また、X-M1はX-Pro1より後発機種なので、実質的には性能はアップしています。なので、これからは、X-M1がメインになっていくかもしません。というか、このとき、X-Pro1は持って行きませんでした。


講評:ちょっと変わった表情ですよね。目線がカメラの方になくて少しうつろな焦点の合わせ方。口元も少し中途半端に広げていて、どこを見て何を思っているんだろうかというのが気になりますよね。手元が傘の柄の部分をこう持っているんですけど、その傘の柄の後ろに、花壇の曲線が連なってくるくるっと見えてますよね。そこら辺りのボケの様子が表情以上に、パッと見た瞬間、目に飛び込んできて、意外と人間の絵を見た時の感じ方としては、肝心要のモデルの表情や佇まいを先に見るんじゃなくて、全体の雰囲気を見る、その雰囲気を見たときに、気になる部分、絵にそぐわない部分と言ったらいいのでしょうか、または、自分が普段目にしないものを気にしてしまうということがありますよね。それは人間の生理的な部分が、無意識のうちに目に飛び込んでくるので、普通の人は画面上うるさい部分であるとか、モデルさんの表情を見る場合、邪魔なものとして思ってしまったりするんですけど、それは違うんじゃないか。それが、逆にモデルさんの曖昧な表情にプラスして1枚の絵として見た場合不思議な魅力になっていると思うんですよね。トリミングして彼女の表情だけを見た場合、どこを見ているか分からない目と中途半端に開いた口元が気になってしまいますよね。ポートレートとしては、なんか中途半端な表情でしかないというものが、この背景の、もちろん手元であったり、花壇の緑、花とか、それ以上に、花壇の柵のくねっとした曲線が画面の中で、面積としては、10%あるかないかだけど、面積ではなくて、頭の中に飛び込んでくる不思議なものとしての要素というのは、表情と同じくらいのものだと思うんですよね。曖昧であるから、なんか魅力的なものになりうるものがあるわけですし、気になりますよね。曖昧なものというのは。曖昧なものとして残して、写真の魅力として受け入れる方が写真が魅力的になっていんじゃないかと思うんですよね。










Ichikawa Ayumi 03

α99 24-70mm F2.8 ZA SSM 70mm 1/250 f/2.8 ISO100



このモデルの方は、口元が同じような表情になりがちです。横に軽くひっぱったような感じ。ただ、この写真では、その口元と目元がいい感じで調和しているように思います。


講評:この写真の魅力は、こういうくの字、くねくねっとした曲がった二の腕に顔がひょこっと載っかっているような、なんか奇妙な、なんでこうなったか説明のつかないポーズになっていますよね。これも奇妙で不思議で、本来なら、こんな不思議なポートレートと思いがちですよね。でも、これはこれで、不思議な魅力、こういう見え方がするんだ、写真ではこういう見せ方ができるんだということではいいですよね。










Ichikawa Ayumi 04

α99 24-70mm F2.8 ZA SSM 35mm 1/320 f/2.8 ISO100



日差しの強い日でした。影は強く、明るい所は明るく。でも階調は残そうとした写真です。彼女の口元をもう少し変えてもらったても良かったかもしれませんね。


講評:おとなしすぎる。彼女のO脚が目立つ。写真的でない。










Ichikawa Ayumi 05

α99 24-70mm F2.8 ZA SSM 40mm 1/100 f/3.2 ISO100



広角で足元からぐっと撮ろうとした筈だったのですが、40mmですし、ちょっと大人しめのアングルになってしまいましたね。口元がやっぱり同じなので、ここは目を閉じている写真をセレクト。背景はLightroomの明瞭度を使用して独特の質感を出そうとしています。後はやっぱりもう少しモデルに迫力が出るようなアングルにしたかったところですね。



講評:これ魅力的な写真ですよね。まず写真に立体感を感じますよね。舞台の袖の部分の光の差し込み具合と、石で作った固い印象のある構造物なんですけれども、柔らかさも伝わってきますし、それは、モデルさんが大きく足を投げ出したポーズで、表情が目線を下に落として、何か考え事をしてるんでしょうか、その全体の雰囲気が写真的。写真的であれば見るべきところがある。写真的に見えるのは、奥行きがあって、レンズのせいなのでしょうか、人間の目でみたように、石のざらつきだけじゃなくて、なんか柔らかい質感が全体から伝わってくるというのは、レンズの持ち味であったりするんでしょうね。それとモデルさんの表情、ポーズ。惜しむらくは彼女の頭がちょっとだけ左に傾いでいて、もうちょっと柔らかさが強調されたらと思うんですけどね。










Ichikawa Ayumi 06
X-M1 XF35mmF1.4 R 53mm 1/640 f/1.4 ISO200



ちょっと面白い感じの所があって撮ってみました。少しトリミングもしています。ここは、135mmで撮ってみても良かったかもしれません。


講評:もう少し前かがみになって肩が前にせり出している、腰の部分がもう少し奥の方にいってればよかったですね。腰の部分が折れ曲がっていて、上体だけがぐっと前に出ている。そうすれば、若い女性しなかやさをともなった動きが表現できた。表情もちょっと固まってしまった時間を表情から伺うことができる。ぐっとせり出した瞬間じゃないなという気がしますものね。










Ichikawa Ayumi 07

α99 24-70mm F2.8 ZA SSM 40mm 1/1600 f/2.8 ISO100



太陽をバックに、たんぽぽの綿毛を吹いたところ。でも、飛んできません。かなり頑丈にくっついています。この写真では完全に逆行で、よく見るとゴーストもちょっと出ていますが、かなり優秀なレンズではないでしょうか。ピントはたんぽぽに合っています。このアングルだと、手がちょっと大きく見えてしまいますね。



講評:この(たんぽぽの)3枚の中で言うと、この1枚でいいんじゃないでしょうかね。太陽が眩しくって強い陽射しの中で、活き活きと若い女性が今の季節を楽しんでいるというのが、この1枚で十分伝わってきますもんね。

太陽そのものがたんぽぽの綿毛を太陽と同じくらい輝かせて思い切り彼女が息を吹きかけようとしているところ。それが、彼女の若い、今の季節の中で、若い女性が活き活きとした時間を楽しんでいるのが、写真から伝わってくる筈ですよね。全ての要素は同じ方向を見ているんだけど、何か物足りない。よくよく見ると、彼女の左手が後ろの方にあるんでしょうかね。彼女の左手が遊んでいる気がしてね。彼女の体全体で若さを表現してるっていうのがない。それは左手のせいなのじょうか。または、まっすぐすぎる上体のせいでしょうかね。口元と右手には表情があるんだけど、それ以外表情がないですよね。なんかしなやかなに見えてこないというか。










Ichikawa Ayumi 08

α99 24-70mm F2.8 ZA SSM 40mm 1/1000 f/2.8 ISO100



焦点距離は同じですが、もっとアップで撮ったものです。いろいろやってなんとか少し飛ばせた瞬間です。前の写真のようにもっと引いて撮っても良かったかもしれません。


講評:ちょっと鼻の穴が見えているのがどうかなー。彼女が見たらひっぱたかれる。










Ichikawa Ayumi 09

α99 24-70mm F2.8 ZA SSM 40mm 1/1000 f/2.8 ISO100




はちきれんばかりの笑顔


講評:笑ってるのはいいんですけど。










Ichikawa Ayumi 10

α99 24-70mm F2.8 ZA SSM 24mm 1/640 f/3.2 ISO100



傘を飛ばして、跳んでもらいました。


講評:この傘とばし。やはり、体全体をジャンプさせることによって意外性を、体全体から受ける表情を、意外性の中で掴みとろうという試みは分かるんですけど。例えば、それが服の部分であったり、下の影の部分であったり、そこに見え隠れはするんですど。先ほどのたんぽぽの写真もそうですけど、上体が固いからでしょうか、まっすぐだからでしょうか。なにかこう女性独特のしなやかさがない。うーん、なんでしょうかね。この場合はジャンプをしているというのが分かるんだけど、ジャンプをしていて、若い女性の若若しさが捉えられているかというと、それが十分でない。


今回の写真でいうと、これ(5枚めの立っている写真)とこれ(7枚めの太陽をバックにしたたんぽぽの写真)、この2枚の写真に、この女性の静と動を見ていくということで、2枚並べたときに、よりこの女性像が浮かび上がってくるんじゃないかという気がしますね。






以上となります。受講生の写真はこちらで見ることができます。次回は、地面から水が噴き出してくる場所で撮影です。σ(ΦдΦ)オイラのα99なら防塵防滴だから大丈夫かなと思ったけど、レンズはそうではないらしい・・・。

ところで、とうとう、ポートレートの現像もApertureからLightroomに移行してしまいました。もちろん、Apertureでないと出来ないこともあるし、Lightroomでないとできないこともあります。Photoshopだったらできないことはないのでしょうけどね。今後、新しいAperture(Aperture 4?)が発売されることがあって、画期的な機能が搭載されたりしていたらいいのですけど。でも、AppleはiPhoto優先なのでしょうね。そして、iPhotoに搭載されるであろう機能は、RAW現像を主体とするものではないのでしょう。






posted by nishinyah at 23:01| Comment(2) | Portrait | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2014年06月08日

XF35mmF1.4 Rで接写





クローズアップレンズと接写リング。どちらがいいかと言えば、気持ち的には接写リングである。なぜかというと、クローズアップレンズは、その名のとおりレンズであり、元のレンズに更にレンズを追加することになる。接写リングなら追加するのは空気くらいなもの。ただし、接写リングを使うと、暗くなってしまうのか、シャッタースピードが遅くなる。このへんは、F1.4とかの明るいレンズを使えばいいだろう。また、クローズアップレンズだとフィルター径ごとに装着できるレンズが異なってしまうが、接写リングであれば、レンズとカメラの間に装着するものなので、どのレンズにもそのまま使えるというメリットがある。


そんなわけで、Xシリーズに接写リング付けたいなと思いました。


ヤフオクで見てみると、ちょうど接写リングでAFも使えるのが出ていました。このまま購入できるかなと思ったら、終了5分前くらいにちょっとだけ高く入札が行われていました。工エエェェ(´д`)ェェエエ工


考えてみると、私は実はNo.3No.5のクローズアップレンズを持っていたのでした。接写リングのメリットは前述したとおりですが、クローズアップレンズのメリットもあります。それは手軽であること。レンズの先っちょに付けるわけですから、すぐに取り外したり、取り付けたりできます。また、接写リングのように暗くなることもありません。また、どのクローズアップレンズを使っても、AFが(それなりに)ききます。


そして、私が持っているクローズアップレンズは、φ58mm。これは、XC16-50mmF3.5-5.6 OISXC50-230mm F4.5-F6.7 OISにそのまま使えるものです。更に、φ52mm→58mmのステップアップリングも持っています。つまり、XF35mmF1.4 Rにも装着できるということになります。


クローズアップレンズを使う場合は望遠レンズに付ける方がより大きく撮影できるのが道理です。面白いことに、接写リングの場合は広角レンズの方が大きくなるのですが。ただ、望遠レンズはやっぱりちょっと大きい。それと、AFのききが(ー’`ー;)ゥーン。そこで、私としては、普段あまり使っていないXC16-50mmF3.5-5.6 OISに付けて撮ってみることにしました。撮ってみたのだけど、なんだか写りが(´・c_・` )ウーン・・・。なんでだろうなーという感じ。そこで、やっぱり、XF35mmF1.4 Rが登場するわけです。


さて、クローズアップレンズならAFが使えるのだけど、室内でキノコ撮ったときにはそれなりにきいたのだけど、外で撮ったら、なんだか、ゥ─σ(・´ω・`*)─ン…。結局、AFは使わず、マニュアルフォーカス+連写を使い、前後に動きながらピントを合わせて撮りました。


XF35mmF1.4 Rに装着するにあたって、ステップアップリングを使っていると書きましたが、これが案外よい。というのは、結構、クローズアップレンズを付けて近く撮って、外して風景撮って、ということをしたからです。そのときに、ステップアップリングはXF35mmF1.4 Rに装着したまま、付けたり外したりをしたので、XF35mmF1.4 Rのフィルターのネジの部分をほとんど使わないですみます。そうなると、付けたり外したりもより気軽にできるというものです。


というわけで、以下の写真では、クローズアップレンズを付けて撮ったものと、そうでないものが混ざっていますが、ひと目で分かりますよね。なお、クローズアップレンズは、NO.3とNO.5の両方を付けています。











Close-up 01


1/40 f/4.0 ISO500











Close-up 02


1/4000 sec f/2.0 ISO200











Close-up 03


1/240 f/4.0 ISO200











Close-up 04


1/300 f/2.8 ISO200











Close-up 05


1/180 f/5.6 ISO200











Close-up 06


1/1400 f/4.5 ISO200











Close-up 07


1/1000 f/1.4 ISO200











Close-up 08


1/750 f/8.0 ISO200











Close-up 09


1/300 f/3.2 ISO200











Close-up 10


1/80 f/1.4 ISO200











Close-up 11


1/40 f/1.4 ISO250











もちろん、マクロレンズの方が良いのでしょうけど。XF60mm F2.4 R Macroも欲しいけれども、自分の今持っているレンズで接写ができるというのは、なかなか楽しいものです。


ところで、クローズアップと言うけれど、意味を考えると、本来の発音的にはクロースアップではないかと思ったら、やっぱりそうだった。もっとも、日本語でクロースアップレンズと言うことはないだろうけど。







ラベル:FUJIFILM kenko
posted by nishinyah at 23:35| Comment(2) | CAMERA | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする