2014年01月25日

Macの怪



Macの会ではなくて、Macの怪の話です。

先日、15-inch MacBook Pro RetinaをMavericksにアップグレードしたときに、いったんストレージの中身をすべて消去して、クリーンインストールをしました。これで、心機一転、必要なアプリだけ改めて入れることにしたのです。

あるとき、以前よく使っていた(App Store経由でインストールしたものではない)アプリをSpotlightから何気なく起動しようと思って、起動したら、シリアルナンバーを求められたので、そういえば、クリーンインストールしたもんなーと思って入れたのです・・・が。

(@'ω'@)ん?

このアプリ、まだインストールしてないじゃん、ということに気づいたのでした。

あっるぇー?

なんでかよく分からないけど、無意識にダウンロードして入れたんだろうかと自分を疑ったりもしたけれど、そのまま、しばらく経過。

あるとき、また、そのアプリを起動しようと、例によってSpotlightにアプリ名を打ち込んだところ、出てこない。

あっるぇー?

仕方ないので、改めてダウンロードして、インストールしました。今度は、シリアルナンバーは求められませんでした。

これは一体どういうことなのだろう。



ラベル:apple
posted by nishinyah at 12:45| Comment(3) | Mac | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2014年01月24日

XF18-55mmF2.8-4 R LM OIS について




XF18-55mmF2.8-4 R LM OISを使って、冬の明治村白鳥庭園のあかりアート料理の写真などを撮ってきましたが、ここいらでまとめと行きたいと思います。



17033-693-294203




初めてこのレンズをX-Pro1に付けたとき、あれれー? フォーカスが動かなーいと思ってしまいました。実際には、XF35mmF1.4 Rと較べて、ピント合わせの動作がとても静かで、スッスッと合っていたのでした。そういえば、このレンズの名前に付いているOISはOptical Image Stabilizerの略で、光学式手ブレ補正機構のことだけど、RとかLMとかなんだろうと思って、FUJIFILMに訊いてみました。Rは Aperture Ring (絞りリング採用)で、LMは Linier Motor (レンズ駆動にリニアモーターを採用)ということでした。なるほど、だから、高速でかつ静かなピント合わせだったのですね。




XF18-55mmF2.8-4.jpg





レンズの大きさは、レンズフードを付けない状態で、レンズフードを付けたXF35mmF1.4 Rと同じくらいで、それなりに大きいレンズです。とはいえ、それはXシリーズのレンズとしてであって、この焦点距離をカバーするレンズとしては小さい方でしょう。X-M1に付けたのなら、常時カバンに入れておいてもいいかなという感じです。

余談ですが、レンズフードを外したXF35mmF1.4 RとX-M1ならXF27mmF2.8ほどではないにしても、それなりにコンパクトなのかなという気がします。そもそも、XF27mmF2.8にはレンズフード付いていないですし。ただその場合は、XF35mmF1.4のレンズキャップが行方不明なので買わないとなー。もちろん画質的にはレンズフードはできるだけ付けた方が良いのですが。ちなみに今はレンズフードキャップを使用しています。ていうか、XF35mmF1.4 Rて今は4万円台なのか。XF23mmF1.4Rもそのうちそれくらいになるかなー。

では、XF18-55mmF2.8-4 R LM OISで撮影した、未公開の写真を御紹介しますね。









XF18-55mmF2.8-4 01.jpg

X-Pro1 55mm(換算83mm) 1/2400 f4.5 ISO200









XF18-55mmF2.8-4 02.jpg

X-Pro1 55mm(換算83mm) 1/1100 f13 ISO200









XF18-55mmF2.8-4 03.jpg

X-Pro1 18.8mm(換算28mm) 1/1100 f8.0 ISO200










XF18-55mmF2.8-4 04.jpg

X-Pro1 48.4mm(換算73mm) 1/18 f4.0 ISO1600









XF18-55mmF2.8-4 05.jpg

X-Pro1 24.3mm(換算36mm) 1/340 f3.2 ISO200









XF18-55mmF2.8-4 06.jpg

X-Pro1 18mm(換算27mm) 1/2000 f2.8 ISO200









広角から中望遠までをカバーするXF18-55mmF2.8-4 R LM OISは、自由度が高く、手ブレ補正も付いており、広角開放ではF2.8の明るさもあり、使いやすいレンズだと思います。しかし、ここで考えなくてはならないのは、XC16-50mmF3.5-5.6 OISとの比較でしょう。このような焦点距離の場合、望遠側よりは広角側の焦点距離の方が意味を持ってくると思います。つまり、あとちょっと望遠が欲しいというより、あとちょっと広角が欲しいというふうに。そうなると、XCレンズの方が少しだけ広角ではあるのです。このような焦点距離の若干の差と、F値がF2.8まであるかないかの違いと、そして明らかな値段の差、そこらへんをどう考えるかですね。XC16-50mmF3.5-5.6 OISはリニアモーターではないけれども、実はあまりXF18-55mmF2.8-4 R LM OISとの違いを感じられないほど静かで速いです。絞りリングはあるに越したことはないけれども、フォーカスリングにズームリングもあるわけで、絞りくらいは本体で調整しても良いと思うかもしれません。結局は、どちらのレンズを選んでも、それぞれの利点により、それなりに納得してしまいそうではありますが。






17033-693-294203






ラベル:FUJIFILM
posted by nishinyah at 21:50| Comment(2) | CAMERA | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2014年01月22日

XF18-55mmF2.8-4 R LM OIS で料理を撮る




XF27mmF2.8のときにも料理特集をしましたので、今回は、XF18-55mm F2.8-4 R LM OISで撮った料理の写真を御紹介します。



17033-693-294192




総じて、料理を撮るのに、XF27mmF2.8よりも自由度が高い。このレンズでも、もう少し寄れたらと思わなくもないけど、なんとかなる程度です。

近くで撮ると、ボケを活かした写真が撮りやすく、F値が少しくらい高くても大丈夫です。むしろ、ボカしすぎないようにF値を低くしない方が良いくらいです。また、シャッタースピードが少しくらい遅くとも手ブレ補正でカバーできます。









食べ物 01.jpg

X-Pro1 50.5mm(換算76mm) 1/60 f4.0 ISO320 小さいスープ









食べ物 02.jpg

X-Pro1 55mm(換算83mm) 1/60 f5.0 ISO1600 ココイチのスープカレー









食べ物 03.jpg

X-Pro1 55mm(換算83mm) 1/60 f4.0 ISO1000 おせち









食べ物 04.jpg

X-Pro1 35.8mm(換算54mm) 1/30 f4.5 ISO1600 ミックスグリル









食べ物 05.jpg

X-M1 27.7mm(換算42mm) 1/4 f3.2 ISO1600 マジスパのスープカレー











と、いうわけで、このレンズは、料理を撮るのにも向いていると思う次第です。








17033-693-294192






ラベル:FUJIFILM
posted by nishinyah at 22:45| Comment(2) | CAMERA | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2014年01月21日

X-M1とNFG-FXとAF-S NIKKOR 50mm f/1.4Gとポートレート




前回載せたスタジオでポートレート3のときに、宮本製作所のマウントアダプタNFG-FXを使用してNIKKOR 50mm f/1.4Gでも撮影をしていました。このマウントアダプタを購入当時、X-Pro1には、マニュアルフォーカス時のピーキング機能がなかったので、三脚を使用した撮影以外ではほとんど使うことはなかったのですが、今や、Xシリーズには、ピーキング機能が装備されているので使ってみようと。なお、X-Pro1でも、ファームウェアのアップデートにより、ピーキング機能は使えるのですが、今回は、X-M1に装着して撮影しました。

使ってみた感想としては、まず、ピーキングは結構使える。連続してポーズを次々に変える撮影でなければ、ピント合わせも、そこそこいけます。ましてや、被写体が動かない建物とかモノとかなら、最早、オートフォーカスにこだわらなくても良いのではないかという気もします。ピントを合わせようとしている箇所も簡単に拡大できますので、むしろ、オートフォーカスよりも正確にピントを合わせられるのではないでしょうか。

なお、私は、撮影をするときには、できるだけ、ブラケットで露出を変えて撮影するのですが、X-Pro1よりもX-M1の方が保存にかかる時間が、体感的に明らかに速くなっています。それでも、少々待ちますけどね。









nikon nana 1.jpg

X-M1 NIKKOR 50mm 1/850 f1.4 ISO200









nikon nana 3.jpg

X-M1 NIKKOR 50mm 1/420 f1.4 ISO200










nikon nana 4.jpg

X-M1 NIKKOR 50mm 1/170 f1.4 ISO200









さて、焦点距離が50mmということは、新しく発売されるXF56mmF1.2に近い画角、F値で撮れるとうことでもあり、その購入の検討に資する筈です。そして、今回、撮影した写真を見ると、例えば、以下の写真は上がNIKKOR 50mmであり、下がXF35mmです。






nikon nana 2.jpg

X-M1 NIKKOR 50mm 1/240 f1.4 ISO200







x nana.jpg

X-Pro1 XF35mm 1/450 f1.4 ISO200






ほとんど同じ感じで撮れていますよね。今回のスタジオの撮影では、135mmと35mm(換算53mm)があると、50mm(換算75mm)の出番はそれほどでもないかなあというのが感想。どちらかというと、23mm(換算34.5mm)のレンズの方が優先順位的に現実的な気がしています。XF23mmF1.4Rも発売から少したっているから、多少は安く・・・8万はするのか・・・(ー’`ー;)ゥーン。

せっかくのピーキング機能ですから、もう少し使ってみようかなと思います。






ラベル:FUJIFILM RAYQUAL nikon
posted by nishinyah at 22:21| Comment(2) | Portrait | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2014年01月20日

スタジオでポートレート3



さて、久しぶりのスタジオでポートレートです。今までとは違うスタジオですが、広さは同じくらいかな。

使用した機材は、α99Sonnar T* 135mm F1.8 ZAVario-Sonnar T* 24-70mm F2.8 ZA SSMX-Pro1XF35mm F1.4 Rとなります。実際は、他のカメラやレンズも使ったのだけど、写真を選んだら、上記のとおりとなりました。現像はApertureです。









nana 1.jpg

α99 Sonnar135mm 1/30 f10 ISO1600



この写真はかなり絞って撮っています。意図して絞ったわけではないのですが、しかし、海外のポートレートでは、よく絞って撮るとも言いますし、こういうのも良いでしょう。また、結局、背景は何もなく、したがって、背景のボケがあるわけではないので、印象的には、他の写真とそんなには違わないですよね。だとしたら、絞って撮った方がピント的には有利なので、そういう撮り方も場合によっては、もっと活用しても良いかなと思います。









nana 2.jpg

X-Pro1 XF35mm 1/550 f1.4 ISO200









nana 3.jpg

α99 Vario-Sonnar 24mm 1/60 f2.8 ISO640









nana 4.jpg

X-Pro1 XF35mm 1/750 f1.4 ISO200



このスタジオでも、35mm(換算53mm)でここまで撮れるのなら、広角レンズで撮らなくても良いような気もします。









nana 5.jpg

α99 Sonnar135mm 1/160 f2.8 ISO320



シンプルですが、可愛いく撮れている気がします。









nana 6.jpg

α99 Sonnar135mm 1/160 f2.8 ISO1000









nana 7.jpg

X-Pro1 XF35mm 1/400 f1.4 ISO200










nana 8.jpg

X-Pro1 XF35mm 1/550 f1.4 ISO200









nana 9.jpg

α99 Sonnar135mm 1/160 f2.8 ISO1000









nana 10.jpg

X-Pro1 XF35mm 1/340 f1.4 ISO200



一つ前の写真をアップにしたような感じの写真ですが、単にアップにしたというより、何か迫力があるような気がます。おそらく、上の写真をトリミングしただけでは、こうはならないでしょう。








今回の撮影では、赤いベンチ以外では、背景が黄色っぽいですね。少し色をいじって、黄色っぽくなくしてはいるのだけど。今度この場所で撮影することがあったら、背景が白い方を使うようにしようと思います。

最近、結果的にアップの写真が多くなっている気がします。アップはアップで良いと思うのだけど、もう少し引きの絵も撮れるようになりたいと思います。










ラベル:FUJIFILM SONY
posted by nishinyah at 23:47| Comment(2) | Portrait | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2014年01月19日

NHK文化センター 安井豊彦先生のポートレート講座(2014年1月)




安井豊彦先生のポートレート講座、2013年度後期第4回目は、お城の近くで撮影しました。モデルは、2013年8月の撮影のときと同じ方となります。

使用した機材は、α99Sonnar T* 135mm F1.8 ZAVario-Sonnar T* 24-70mm F2.8 ZA SSMX-Pro1XF35mm F1.4 RとちょっとだけXF18-55mmF2.8-4 R OISになります。現像はApertureを使っています。









makitakyoko 1.jpg

α99 Vario-Sonnar 60mm 1/1250 f3.2 ISO100



この写真は、いたずらっ子のような素朴な笑みで可愛いので選びました。この日は、天気がよかったので、影がかなり強く出てしまいます。それはそれで、そういう写真もありかと思いますが、オリジナルの写真では、本当にコントラストが強いので、現像時に、影を起こしています。また、目の白い部分も分かるようにしています。



講評:生ぬるい表情。笑うでもなく、笑っているんですけど、中途半端な笑い。なんとなく気持ち悪い。なんで笑ってるんだろうという気がする。









makitakyoko 2.jpg

α99 Sonnar135mm 1/8000 f1.8 ISO100



この写真は、オリジナルでは、もっと周りまで写していた写真でした。しかし、もっとこの写真の特徴を活かすために、花を中心にトリミングしたものです。この時期の花は、枝の部分が多いですからね。



講評:やりたいことは分かる。左手を胸に持って行ってなんとなく物憂げにポーズをとっている。ちょっと消化不足というか。一つ一つの構成はいいんですけど。なんか物足りない。例えば、もっと(頭の途中から切るくらい)トリミングしたフレーミングの方がやりたいことがハッキリする。なんか散漫な感じがする。



もっとトリミングした方が良かったようですね。









makitakyoko 3.jpg

X-Pro1 XF35mm 1/150 f3.6 ISO200



山茶花の近くで撮ることになったので、花を近くに寄せてもらって撮りました。なんだか少年のような雰囲気で、ちょっとカッコイイですね。現像時に露出を下げています。顔の影の部分が山茶花につられて少し赤くなっているのが面白いですね。



講評:これは、4枚めの写真と同じような。場所も同じで、アングルだけ少し違うだけで同じだと思う。これをここ(4枚めの写真)までデフォルメしてやりたいことを強調したということでいいんじゃないか。こういう場所で撮りましたということで。









makitakyoko 4.jpg

α99 Vario-Sonnar 24mm 1/640 f2.8 ISO100



この写真は、提出しようかどうしようか迷った写真です。というのは、一つ前の写真の方がバランスはとれていると思うんですよ。そうなると、同じようなアングルで撮った写真なら、どちらか一方にすべきだと考えたわけです。でもしかし、同じようなアングルではあるけれども、狙い所が違うというか、両方ともありなんじゃないかと思ったわけです。この写真は24mmという広角の歪みを活かした写真です。山茶花のはじっこがちょっと切れてしまったのがモッタイなかったかなと思います。また、頭の上の向こう側に見える枝がちょうど頭を囲む感じに歪んでいるように見えて、でも、枝自体はこういう配置でないとこうはならないわけですから、レンズのせいというわけでもなく、面白なーと思った次第です。また、視線がやや下を向いています。もっとこっちを見ている写真もあったのですが、この写真の不思議な感じを活かすのは、こちらかなと思いました。なお、現像時に目の白い部分が見えるように部分的に明るくしています。



講評:これいいですよね。睨まれているようで、実際に睨んでるんですけど。この表情はちょっとオーバーなのかなという気もしますけど、これは、デフォルメしてもいいでしょうね。それと、ここの湾曲したような木の枝が頭にかぶさっている。効果的ですよね。丸くほわーっとかぶさっていて、もっともっと上の空間を感じることができる。それと、皆さん、最初見た時に、この赤い山茶花の花がもちろん印象に残ったんでしょうけど、それが大きく画面上にあって、この顔と花が何か言葉を交わしているような感じしますよね。ただ、もうちょっと花が画面の外側にあった方が良かったかな。ここまで大きく花が主張しなくてもいいんじゃないか。それか逆に、顔の前に大胆に持ってくるとか。そうすると、もっともっとシュールな感じが出てきて、それはそれで面白くなったんじゃないか。花がもっと横か、思い切って右目の近くに置くかするのが効果的な気がしましたね。









makitakyoko 5.jpg

α99 Sonnar135mm 1/200 f2.8 ISO100



この写真は、バランスがとれていると思い選びました。似たようなアングルで左側の山茶花がもっと大きく、その下の山茶花も写っていて、視線はこちらを向いている写真もあったのですが、ちょっと散文的かなーと思い、こちらを選んだものです。



講評:これもやりたいことは分かる。手のひらに包み込むように花を置いて、彼女に花を見てもらう。でも、左側の花のあたりがうるさい気がする。やりたいことをはっきりさせるカメラワークは大切。この場合、この赤い部分は、あまり意味のないような、逆にやりたかったことを曖昧にする要素でしかない。前ボケを入れたくなる気持ちは分かるけど。









makitakyoko 6.jpg

X-Pro1 XF35mm 1/1900 f1.4 ISO200



この写真は風がなびいてて自然な表情をしているということでモデルの人が気に入ってくれた写真です。35mm(換算53mm)のレンズで撮ったもので、別のレンズで、もう少し広めに撮った写真もあるのですが、こちらの方が、まとまりが良いかなと思い選びました。



講評:これは構成的な写真で、いいって言えばいいんだけど。もうちょっと広く引いた方が良かった。あまりにも窮屈に構成をされている。









makitakyoko 7.jpg

α99 Sonnar135mm 1/200 f9 ISO100



抹茶を飲んでいるところを何枚か撮ったのですが、そのうちのに1枚です。f9まで絞っているのは、背景のお城を入れたかったからなのですが・・・。



講評:ぱっと見た時に、これはなんだかよくわからない。お茶を飲んでる風情がちょっと希薄。中途半端。このあざやかな緑が目元に伸びているが、効果的とは思えない。口元にある親指がうるさい。一つ一つ細かい枝葉の部分を見てくると、気になるところがあって、逆に、枝葉の部分が見えてきて、肝心のお茶を寒い所であったかく飲んでるというのが、浮き上がって見えてこない。









makitakyoko 8.jpg

α99 Sonnar135mm 1/200 f1.8 ISO100



この写真は、かなりの逆光な場所で撮っており、レンズ的にも少々厳しいものでした。現像時に露出を下げたりしてそれらが目立たないようにしています。撮ったときは背景の玉ボケが綺麗に見えたのでこれは良い写真が撮れたと思ったのですが。目の開き方は、これはこれで良いかなと思いますが、しっかりと開いたのも撮っておきたかったなと思います。



講評:これいいですよね。最初に見る人はこれがなんだかよくわからないでしょうね。何なのか、どういうところで撮ったのか。わからないなりにも、左右に茶色い、よく見れば藁だと思うのでコモだと思うんですけど、これが広がって、後ろに高く伸びていっている。まるで桃から生まれた桃太郎みたいに、すっくと両脚を伸ばして、こちらを見て立っているのが、この場合、効果的なポーズ。ここで変に手を上に持って行っていってポーズとってみると、何か違うと思う。この不思議な背景とモデルのシンプルなあり方が、背景を見てモデルを見る、モデルを見て背景を見ている間に、一枚の絵に融合していく感じ。最初見たときには違和感があっても、見ていると、一枚の写真、ゆったりと見ることができる。これを横位置で撮ると、縦位置で撮るのと違って、コモの説明的な要素が入ってきてしまうので、面白みという意味では縦位置でよかったんじゃないでしょうか。









makitakyoko 9.jpg

α99 Vario-Sonnar 50mm 1/320 f2.8 ISO100



この写真は、背景のお城も入れたくて撮ったものです。このとき、いろんな表情をしてもらった中で、なんともいえないこの顔を選びました。なお、撮影時には、レンズに小型のレフ板的なものを付けて撮影しています。目をよく見るとそれが写っているのが分かりますね。後ろの木が頭の上に伸びているアングルになってしまったので、そこを外した写真も撮ろうと思ったのですが、時間ぎれでした。



講評:これいいですよね。モデルさんがなんの衒いもなく、計算もなく、ただこちらを見ている。笑うでもなく、恥じらうわけでもなく、感情を表に出すことなく、じーっとこちらを見ている。実際にこのモデルと話している中では、この顔は想像もつかないですよね。なんか少女の面影を残した女性、素朴な感じも見えて来るし、それが、松の大きな上に高くまっすぐな幹、そこから伸びている枝の部分、それが適度に空に広がっていて。おそらく、これは補助光、カメラにレフ板を付けているおかげで、背景と人物の明るさのバランスの明るさがとれている。付けていないと、グラデーションが出ていなく背景は真っ白な空になったでしょうし。背景に露出を合わせれば顔が真っ暗になったでしょうし。それは、レフ板のおかげでしょうね。珍しく、いつもの明るい写真じゃないのが不思議。









makitakyoko 10.jpg

X-Pro1 XF18-55mm 37.4mm 1/300 f3.6



最後の1枚どうしようかなーで選んだ写真です。こちらを見ているし、表情も面白がってる感じがするし、足も見えててちょっとセクシーかなと思って選びました。



講評:1枚めと同じで、薄ら笑い。下から、これは、手? えらく長い手だね。下から手が伸びているような不気味さがある。この場合には、その不気味さが効果的になっていない。ちょっと奇異な感じがする。









以上となります。今回、いつも使っているMacBook Pro 15-inch Retinaを修理に出していて、データのバックアップもとっておいたので、修理から戻ってきたときに、全てを購入時の状態にいったん戻して、画面の色も、標準チャートで合わせる前の初期状態に戻しています。いつもほど写真が明るくないというのは、もしかしたら、そのせいもあるのかもしれません。でも、過去にブログに載せた写真を見ても、とくに違和感はないのですが。また、MacBook Air 11-inchで見ると、MacBook Proで見るより、彩度が高く見えてしまうのはなんででしょうね。Airは、購入してから、一度も画面の色を変えていない筈なのですが。それと、Windowsのパソコンで見ると白っぽく見えたり・・・。測色器を購入してキャリブレーションをしてみようかとも思った時期もあったけど、そんなことをしても、他の人の環境では明るいと言われるだけなのかなーと思ったり。ちなみに、今回は、そんなに明るい言われなかったのは、プロジェクタのケーブルのせいもあるかもしれないです。とりあえず、以前、MacBook Pro 15-inch Retinaの色は、ほとんど修正する必要がないくらい素晴らしいという話も聞いたことがあるので、当面、初期状態のままで使ってみようと思います。





ラベル:SONY FUJIFILM
posted by nishinyah at 22:53| Comment(2) | Portrait | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2014年01月16日

FUJIFILM X-M1 購入に至る経緯



X-M1は、前から買おうかなーということをちょこちょこと書いていましたが、お正月セールで購入しました。なんで購入したか簡単に言えば、X-Pro1と同等の画質でありながら、コンパクトであり、チルトディスプレイであるといったところでしょうか。X-E1も十分にコンパクトに感じていたので、X-E2がチルトだったら、X-E2にしたかもしれなかったのだけど、そうではなかったですし。そうなると、X-Pro1と機能的には被りますし。X-E2の発売で、X-E1が安くなるかと思ったけどそうでもないですし。X-M1の方が安いですし。

色はブラックにしました。X-Pro1の頃から思っていたことですが、シルバーと黒のツートンカラーの方がカメラっぽくて好みで、X-Pro1にシルバーと黒の組み合わせがあったら迷わずそちらを選んだと思います。でも、X-Pro1はブラックのみでした。また、実際に、X-E1やX-E2を見て、やっぱり、シルバーと黒の組み合わせは良いよなあと思っていました。だから、X-M1もシルバーかなーと思っていたのですが、なんだか、ブラックのX-M1が、X-Pro1 miniって感じで可愛く見える。ブラックに惹かれながら、それでも、シルバーにしようと思っていたところ、お正月セールで、ブラックとブラウンがお安く売りだされていました。そこで、ブラックにしたということなのです。それと、今気づいたのだけど、X-M1と見た目そっくりなX-A1にはブラックモデルはないのですね。X-M1独自の色と思うと少し嬉しいかもしれません。

レンズは XC16-50mmF3.5-5.6 OIS + XC50-230mmF4.5-6.7 OISダブルズームレンズキットにしました。ちょうど、FUJIFILMからレンズのロードマップが出て、F2.8通しのXF16-55mmなんてのも出るみたいではありますが、それがレンズセットとして近い将来X-M1に付属することは考えづらい。XF18-135mmF3.5-5.6ならなくもないかなと思うけれども、ちょっと焦点距離が中途半端かなー。現時点では、XC50-230mmが一番焦点距離が長いんだよね。それに、以前、ダブルズームレンズキットをおすすめしない理由を書いたことがあり、その中には、例えば、18-300mmなんてレンズを入手したらもう使わなくなるよねといったことを書きましたが、現状、FUJIFILMではそこまでのズームレンズは、ロードマップ上明らかにされていないし、それよりなにより、これで、Xマウントのカメラは2台になるので、例えば、16-50mmと50-230mmをそれぞれカメラに装着した2台体制にすれば、広角から望遠までが、レンズ交換なしにカバーできてしまいます。



X-M1.jpg




ただ、XFレンズではなく、XCレンズ。確かに、XCレンズも悪くないという評判だけども、やはり、XFレンズの方が良いのではないかという気がします。正直、ここは少し躊躇したところではあります。というか、∩゙ヽ(。・ω・。)ポチするまでは、X-M1のダブルズームレンズキットのレンズはXFレンズだと思い込んでいました。ただ、XCレンズの方が、より広角であり、より望遠な点がメリットです。XF18-55mmF2.8-4 R LM OISを使用したときに、18mm(換算27mm)なら十分に広角だと思いつつも、できればもう少し広角にならないかなーと思ったこともありますし。また、鳥などを撮るときは、少しでも望遠の方が良いわけですし。そんなこんなで、ダブルズームレンズキットとしたわけです。

なお、XC16-50mmは、XF18-55mmと見た目はかなり似ています。ただし、XF18-55mm本体には、手ブレ補正をON/OFFするスイッチと絞り操作をオートにするかどうかのスイッチが付いていますが、XCのレンズには、スイッチは一切付いていません。それらは、カメラ本体で設定することになります。

持った感じですが、X-Pro1やX-E1ではとくに何も感じなかったのが、X-M1では、若干持ちづらく感じます。もっとも、グリップ部の大きさ自体は、X-Pro1と較べてもそんなに違いはないようではあるのですが。

今回、新たに購入する最も大きい理由の一つとして、コンパクトであることを書きましたが、その意味では、ダブルレンズキットの方だったら、XC50-230mmの代わりに、XF27mmF2.8が付いてきます。コンパクトを活かすのであれば、このパンケーキレンズを付けた方が良いのでしょうね。でもなー、せめて、XF27mmがもう少し寄れたらなーと思うのでした。クローズアップレンズを付けるという手もあるのでしょうけど。でも、ø39mmのクローズアップレンズってあまり見ないですね。ステップアップリングも使えば良いのかもしれないけど。

ポートレートという意味では、できるだけF値の低いレンズを使いたいところです。今持っているXF35mmF1.4 Rと、今度発売されるというXF56mmF1.2 Rを、それぞれ、X-Pro1とX-M1に付けるという組み合わせが良いかもしれません。でもしかし、望遠側はα99Sonnar T* 135mm F1.8 ZAを使うから、むしろ広角側として、XF23mmF1.4Rを使う方がバランスが良いような気もしています。でも、XF56mmF1.2 Rはとても心惹かれるレンズなのですよ。




ラベル:FUJIFILM
posted by nishinyah at 07:10| Comment(2) | CAMERA | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする