2011年11月28日

【PHOTO】橋本先生のポートレート講座 8.3 演出

橋本先生のポートレート講座第8期最終回です。今回は演出がテーマです。このテーマは、7.3でもやりました。

モデルは、美沢憂さん。


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美沢憂さんは、講座 5.2でも登場いただいた方ですが、雰囲気が全然違っていて、初めは、憂さんとは気付きませんでした。以前の素朴な感じも良かったけど、今回は素敵なお嬢様といった感じ。(・∀・)イイネ!! ちなみに、今回の講座は、5.2でやったことも含まれています。

さて、まずは、座学から始まります。先生が今まで撮影したきた中で、どんな写真が一番良かったのか、ということを改めて考えてみると、極力、演出しない写真が良い写真だったということです。

取材で、かなり高齢の女性の方を撮ったときのことを話されて、本人からにじみ出てくる、本人が持っているものがそのまま出ているのが一番良い写真だった。良くしてやろうというのではなく、いいものをそのまま引き出す、ということでした。その方の撮影は2回目ということ、また、相手の方も、写真家でなんと三国同盟の写真も撮られた方ということで、撮影前に写真家同士で、色々と話が出来て、今、いい笑顔をしている、それをそのままカメラに収めたら良い写真になったということです。

撮影するために、向かい合った瞬間に余計なことを考えさせない。撮影の段になって、ファインダーを覗いてから、何かを取りに行ったりするのではなく、事前にどう撮るのか考えておいて、すぐに、今ある笑顔をそのまま撮れれば完成するということです。

ただし、上記のことは誰にでも該当するわけではない。次に、保険会社のパンフレットのために、現役の生保レディを撮影したときのことを話されました。このときの被写体は、自分の歯並びのことを気にされているようで、なかなか自然な笑顔にならない。そんなことを気にしないで、笑顔を作ればよい表情になるのに。と、いうことで、いつも、どういう仕事をしているのか、その様子をやってみて、という状況を作ったそうです。実際に、スケジュールノートを開いて、仕事をしている様子など。そうすることによって、気にしていることから抜け出す瞬間を作り、撮影したということでした。

次に、研究者を撮影したときの写真を見せてもらいました。実験機器の前に、ただぼさっと立っている写真にはしたくなかったということで、まず、背景の液晶ディスプレイなどを整理して整え、真ん中に研究者に座って貰い、左側にある大きい実験機器の前に座ってもらって、それを研究者に見てもらう。そこで、声をかけて、こっちに振り返ってもらった所でパシャリと撮る。少し照れたような笑顔が撮れたということです。なお、このとき、カメラをまっすぐ構えることによって、背景の垂直の線がまっすぐになっており、無理に下や上にあるものを写すために角度をつけていないので、雑然としていない写真になっているということでした。

相手が緊張しているときには、何とかそれを外してあげる。前回のひかりさんのときも、バドミントンのラケットを持ってから、雰囲気ががらりと変わって良くなった。自分の世界に戻してあげる、そういう状況を作ってあげる。どうすれば、その人にふさわしい状況になるのかを考える、ということです。

もっとも、こういうふうなシーンで、こうしてください、というのは、一般的にはなかなかできないので、結果的に、その人の自然な表情が引き出せればそれでも良く、例えば、私がよくやっているように、ウインクの写真を撮影して、その前後の、ちょっと照れた様子とか、ウインクしようとしてうまくいかない所とか、そんな所を撮ると良いということでした。つまり、ウインクの写真だけでなく、その前後の写真こそ撮る価値があるということでした。(そうだったのか・・・。)。

さて、座学の後は、デッサンをしてから、近くの公園に行きました。

普通にじっとしているだけではない写真を撮るということで、状況を変える。そのために、先生が用意したのは、文庫本です。私も、モデルに何か本を持ってもらうといいんじゃないかと前から思っていて、素敵な本はないか探しているところでした。もっと大きな本のイメージでしたので、文庫本は思いつきませんでしたが、確かに文庫本でも雰囲気が出ますね。美沢憂さんは、声の仕事をしていることもあり、素敵な声で朗読までしてくれました。


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次に、以前もやりましたが、カメラマンと一緒に、前後(特に後ろに)動いてもらって撮影し、自然な表情を狙います。


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次は、二人一組で、状況を作って撮影です。我々の組は木漏れ日を活かして撮ってみようということにしました。なお、普通は、顔に木漏れ日による部分的な影ができるような撮影はしないのですが、あえて撮ってみようとしたものです。(ー'`ー;)ゥーン、でもやっぱり難しかった。


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また、自分の携帯を持って操作してもらうと、自然な感じになったりします。


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他の組も、いろいろなシチュエーションで撮影しました。

受講生のOさんが、うさぎを散歩に連れてきた方に声をかけて、うさぎとのツーショットの写真撮影に成功しました。


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水飲み場で撮影。ここは、先生が、こういうシチュエーションは定番だから、ということで、ちょっと説明が入りました。背景とカメラと水飲み場の位置関係から、モデルには少ししゃがむ形で高さを調整してちょうどいい位置なるように、また、髪の毛を少しかき上げてもらって女性らしい仕草を加えると良いということでした。


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階段での撮影。このとき、先生から、他の人が撮影しているときなどに、モデルの特徴をどう捉えて何を撮るのか、こういうときに考えておくと良いとのアドバイスがありました。つまり、どこに魅力があるのか、高い意識を持ってたり、精神の気高さが魅力になっているのであれば、それをどうやって撮るのか、あるいは、笑顔に魅力があるのか、それとも、ツーンとしているところがむしろいいのか、そういったことをよく考えると良いということです。なお、美沢憂さんは、どんなシーンでもリアクションをしてくれて、物怖じせず、表情がキラキラと変わって、どんなときでも可愛いので、万華鏡のようだと、後で、受講生のFさんが評していました。


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今度は、受講生のOさんが、鏡を用意して、それを見ているところを撮影です。ここで、これも定番だからと先生から説明が入りました。鏡の撮影のときは、下からレフ板で光を当ててやると、鏡らしくなるということでした。また、鏡を使うと、女性の日常に触れたような写真が撮れるということでした。


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さて、次は、二人で組んで、片方がインタビューして、片方が肩越しに撮影する方法です。この方法で、会話の中から、相手の自然な表情を撮ることができます。ただ、この撮影方法は、せっかく自分がいい表情を引き出したと思っても、その写真は自分では撮れないというのがちょっと悔しいと思ったりします。なお、この撮影では、話をする人によって、モデルの表情が、それぞれ違うということで、そういう意味でも、面白い撮影方法です。


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次は、二人組ではなく、一人でモデルと向い合って、話をしながら撮影ということになりました。


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私の番のときに、今まで、逆光気味で撮ってたけど、順光はどうだろうということで、撮ってみました。ちょっと顔の一部に影はできるのですけど、バリエーションとして、こういう写真もあってもいいのではないかと思います。ウインク(〃ゝω・)もしてもらいましたよ。


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次に、今までは、割りと近くからの撮影だったので、全身はあまり撮れていないでしょうということで、今度は、全身を撮ることになりました。この場合、会話するには、遠くなりすぎるので、あらかじめモデルと打ち合わせて、演じてもらうことになります。

この場面では、ノートを持ってもらい、階段を登って立ち止まったところで、何かを思い出してもらうというシチュエーションです。


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自分の番では、どうしよかなーと思ったのですが、柵と背景がいい感じの場所があったので、そこに立ってもらって、そして、またしても、(〃ゝω・)ウインクしてもらいました。


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前回の制作講座でもありましたが、被写体の(この場合はモデルの)、存在に向かうのが、おそらく重要なのでしょう。モデルと向いあって、相手を知り、見た目だけの綺麗さを求めるだけではなく、その人の本当に魅力的な所を引き出して撮影することができるようなれば、一歩進んだ写真となるのでしょうね。




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2011年11月27日

iPad 2

結局、iPad 2は入手できなかった。ケースとかも注文していたのに、なんだか(´・ω・`)ショボーン。もっとも、半年後にはiPad 3が出るんじゃないかと思うので、そのときに、iPad 2よりも性能のいいiPadを手に入れるのだ。

と思っていたら、入手できてしまった。(・ω・ノ)ノ iPad 3では、高解像度になるらしいので、今からちょっと羨ましいのですが。

ところで、入手したばかりということもあるけれど、今のところ実はあまり使っていない。なかなか取り出す機会がないんだよねー。

iPadを買ったら、電車の中とかで、映画を見ようと思っていました。動画は、とくに映画は、もちろん、iPhone 4Sの高精細な画面でも、画質的には問題ないけれど、しかし、ある程度以上の大きさで映画は見てみたい。でも、現状、読みたい本もあり、わざわざiPadを取り出してまで映画を見ることはほとんどない。この機会に見ようとは思っていたけれど、もともと、映画をそんなに見る習慣はなく、なかなか見ようって気にならないんだよね。

それから、写真の閲覧。以前、みんなで夜景を撮りに行ったときに、その場で、撮った写真をiPadに取り込んで見せてくれたのが印象に残っており、写真閲覧にもとてもいいのではないかと思っているところ。もっとも、写真撮影に行くときには、MacBook Airも持って行っているので、実際どれくらいの出番があるか。とりあえず、今まで撮った写真で良いと思うのは、iPadに入れてあります。撮りためた写真を人に見せるときにも、iPhoneよりは、iPadの方がいいよね。MacBook Airだと、ちょっとおおげさですし。そして、サードパーティ製のCamera Coonecton Kitも購入し、RAWファイルもSDカードから直接読み込めることを確認しました。しかし、途中で止まってしまうんだよね。やはり、Apple純正のにすればよかった。(´・ω・`)

iPadのタッチパネルの操作なんだけど、MacBook Airのトラックパッドと較べると、断然トラックパッドの方が使いやすいことを実感した。わざわざ画面を指で隠す必要もないし、動かす距離もわずかですむ。なので、MacBook Airが使えるときには、MacBook Airの方を使ってしまう。直感的に使用できるiPadのインターフェースは素晴らしいけれど、トラックパッドが使えるのなら、トラックパッドの方が素早く直感的である。Macの方が当然ながら、画面も高精細だし、Apertureをはじめ、いろいろなソフトが既に入っているし。使い勝手から言って、Macがタッチパネルになることは、多分、これからもないんじゃないかなーと思います。

iPadでネット見ると、小さい字だと、ちょっとにじんでしまう。iPhone 3GSのときと同じような感じ。iPhone 4Sでは、高精細なので、小さい文字でも綺麗に読めるようになって、小さい文字のまま読むようになったけど、iPadの解像度では、読めなくはないけど、小さいままでは、あまり読む気にならない。普通の大きさの文字なら、にじむことはないのですけど。

ゲームは、iPhoneでもほとんどやっていないことから、あまり期待していません。もっとも、ポータブルで、あれだけの大きさの画面を持つゲーム機が他にないことから、可能性はかなり高いとは思うんだけど。

GPS機能付きのiPadにしたことは、やはり地図に期待しているとも言えます。でも、逆に言うと、それくらいなんだよね。iPadで使う地図は、iPhoneよりも大きいので、とても見やすいけど、ちょっとした使い道なら、iPhoneですませてしまう。でも、せっかくなので、MapFanが期間限定で安くなっていたので買ってしまった。Googleマップでいいのだけど、オフラインでも使えるというのは、いざというときにはいい筈である。なお、このMapFanはiPhoneでも使えるんだよね。というか、元々、iPhone用のが、iPadにも対応したんだよね。

外出時の全体的なバッテリーライフの長時間化ということもありました。MacBook Airはそれなりにバッテリーは持ちますが、激しく使っていると、やはり、バッテリー残量的にきびしくなってきます。また、iPhoneも使いまくっていると、バッテリー残量が心許なくなってきます。例えば、ネットを見るときには、iPadにするなどで、バッテリーの使用を分散化できます。映画については、MacBook Airで見れば良いという考えもあったのですが、バッテリーの面から却下した面もあります。混んだ電車では座れても、13インチは出しづらいということもありましたけど。iPhoneであれば、充電用予備バッテリーを用意すれば、心配はありませんが、MacBook Air用の充電用バッテリーは、実質ないようなものですからね。とはいえ、前述のとおり、映画をほとんど見ていない現状ではあるのですが・・・。

やはり、iPadは、ある程度長時間を要する旅行のときなどに活躍しそうです。iPhoneでもいいのですが、大きい画面の方が見やすくて良いと思うこともあるでしょう。もっとも、そんなに旅行に頻繁に行くわけではないのですが。

今のところ、iPadがあってよかった、iPadだからよかったという場面には遭遇していないわけですが、これからに期待ですね。

ラベル:iPAD
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2011年11月26日

【PHOTO】橋本先生のポートレート講座 8.2 動き

橋本先生のポートレート講座第8期第2回です。今回は、動きについて学びます。

動きとは、安定から外れた所から出てくるのではないか。例えば、ということで、バイオリニストの後ろ姿の写真が見せられました。奇麗にまとまっている写真でしたが、次に、そこから少し体が曲がった写真を示され、動きが感じられる写真となっていました。

また、いわゆる日の丸構図の写真を見せられて、真ん中から少し横に寄った構図になるようにトリミングすると、安定・不動の状態から少し変わる。今度は、少し斜めに切り取った写真を示されて(人物が気持ち傾いた感じの写真。)、多少、動きがあるように見えるようになることを示されました。これは、モデルがあまり動かないような被写体のときに、カメラ側で工夫出来ることとなります。

実際に、モデルに動いてもらうときは、ピント合わせ、フレーミングが難しくなるので、ある程度想定しておくと良いということでした。ワイド気味で撮ることによって、ピントを合いやすくした写真も見せてもらいました。

また、前回も使用した、モデルが像と横向きで向き合っている写真を示されて、これ自体は、動きがあるわけではないが、視線の向きで、これから動き出しそうな印象を与えている。矢印効果により、動きがあるように見えるというものでした。

また、モデルが、扉を開けようとしているところで、体をひねってこちら側を向いている写真では、目線と体をひねることで動きを感じる写真となっていました。

また、モデルにずっと続かないこと(体勢)を指示すれば、動きにつながるということでした。

また、以前、モデルになっていただいたまゆさんの写真を示されて、この人は、どちらかというと、静の人であるが、何か秘めている感じがする。そんな人に一つちょっとした動きをとり入れるだけで、内面にいろいろあるという印象を与える。ということで、モデル自体の、内面からにじみでる個性によって、動きを感じさせることもあることを示されました。

その他、立ち上がろうとしている写真、鹿と子供がそれぞれ別の方向を向いて、アップで写っていて、それぞれが勝手な思惑で動いているように見える写真、男子が女子を抱きしめようとして、寄ってる感じで動きのある写真、観光地で、集合写真を撮ろうとして、人が集まっているところから少し離れた場所で、ガイドさんが、何見てんのよって感じで、こちらを向いていて、変化がついていることで、何か動きを感じさせる写真などを見せて頂きました。

なお、モデルの表情にも気をつける必要があります。実際に動いてもらって撮る場合でも、どんな表情をしているかをきちんと見ておかないと、後で、動きはいいんだけど・・・ということになってしまうかもしれません。

さて、以上の座学の後に、いつもどおり、モデルに椅子に座ってもらってデッサンをしました。モデルはひかりさんです。


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デッサンの後は近くの公園で撮影です。まずは、歩いてもらいます。速いです。ピントあいません。フレーミング追いつきません。(;´д`)トホホ 何回か歩き直してもらって、前に歩いてもらったり、後ろに歩いてもらうなどを繰り返して何とか撮れました。先生に、実際に動いてもらわなくても、歩きだそうとするふりをしてもらえばいいのではないかと質問したところ、やっぱり、実際に歩くのと、ふりとでは、どこか違うということでした。


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次は、少し斜めにするアングルに挑戦です(上の写真でも既に斜めになっていますが・・・。)。顎を少し上げていることもあり、ちょっと動きがあるように見えるのではないかと思います。この写真は始め50mmの単焦点で撮ったのですが、先生の写真を見て、やっぱりもっと奇麗に撮りたいと85mmの単焦点で撮り直しました。


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次に、ひかりさんは、バドミントンが得意ということで、ラケットとシャトルを持って来てもらったので、これで実際に動いてもらって撮影です。なかなかタイミングをとるのが難しいです。また、モデルの動きを想定しても、なかなか想定どおりにいかなかったり。


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先生が説明しているときに、一人で、ラケットを振っているひかりさん。このときの方がいい動きをしているような・・・。


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さて、次は個別撮影です。二人一組で、グループを作り、撮影しました。

まず、片足立ちをしてもらいました。ずっと同じ体勢ではいられないだろうから、動きが出るであろうという魂胆です。


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次はジャンプしてもらいました。目つむってしまいましたね・・・。

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それから、一人でラケットふってたときの方がおもいっきり動いていたように思うので、もう1回やってもらいました。でも、やっぱり、タイミングが難しいですね。


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最後に、静の写真もということで、木の影からこちらを見ている写真を撮りました。


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2011年11月23日

【PHOTO】橋本先生の制作講座 鎌倉の秋

橋本先生の制作講座、秋を探すシリーズです。今回も3回あるうち1回だけ参加させていただきました。場所は鎌倉。今年は紅葉が遅いようで、撮影に行ったときには、あまり紅葉は見かけませんでした。そんな中で、建長寺、妙本寺、杉本寺とその道中で撮影をました。

北鎌倉駅集合だったのですが、小さい駅なのに人がたくさんいて、何かイベントでもあるのかと思ったら、普通に観光に来られた方々だったようです。





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先生からいただいたコメントでは、空間の使い方、色の置き方上手い。心が、ものの形、色の配置に向いていてものの存在にはあまり向いていないようにも思えます。芝生の写真はその点日差しという抽象的なものに向かっていて一歩踏み出した感じがする。また、ウインドウや最後の水がめのなかの金魚、絵としてとても奇麗ですとありました。

鎌倉はちょっと遠いですね。日帰りで行ける場所なんですけど、泊まりがけでゆっくり行きたい気もしました。


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2011年11月07日

Appleロスレスにしたらどうでしょうか

Appleロスレスにしようかどうしようかの記事が、ほんの少しだけどいつも一定数のアクセスがあります。この記事を書いたときは、とくに結論は書いてないのだけど、今は普通にAppleロスレスでエンコードしていてます。容量が許せば、音質がいい方がいいですからね。そして、容量は、今や、結構あるわけですし(もっとも、私は、750GBにHDDを換装したMacBook BlackをiTunes専用の母艦にしているのですが。)。それに、別のフォーマットに変えたくなったら、CDから直接エンコードするのと同等の音質で、変換できるわけですし。

ところで、最近、iPhone自体のスピーカーの音質が、とてもいいと思うのです。それは、3GSでも4Sでも、あんなに小さな爪の先くらいのスピーカーなのに、BGMとして流してもいいくらい。ただ、他の人のiPhoneで聞いたときには、あまりそんなふうに感じませんでした。これは、Appleロスレスのおかげかもしれません。わざわざエンコードしなおしてまで、比較しようとは思わないけれど。

そういえば、Appleロスレスは、オープンソース化したのですね。私のiTunesの音源はほとんどAppleロスレスですから、いろんな機種で聴けるようになるかもしれないのですね。もっとも、今のところ、Apple製品以外のプレーヤーを買う予定はないのだけど。iTunesで買える音源がAppleロスレスになるといいですよね。

AppleロスレスをGoogleで検索してみたら、σ(o・ω・o)オイラの記事が割りと上の方に出てきました。だから、一定数のアクセスがあるのでしょうね。


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2011年11月06日

【PHOTO】橋本先生のポートレート講座 8.1 構図と目線

橋本先生のポートレート講座第8期第1回です。前回の記事で、第7期はまだ最終回ではないと書きましたが、第7期最終回分は、第9期で、再びストロボをやるときに振替となるようです。

今回のモデルは舞子はんです。

橋本先生のポートレート講座は、デッサンをしたりしなかったりなのですが、今回は、デッサンからです。デッサンしてから、実際にその場所から写真を撮るのです。改めて、先生に、デッサンの意義について確認しました。

1.デッサンによって、被写体をよく見ることができる。
2.画角を把握。
3.見た目とレンズの写り具合の差を確認する(広角で撮った場合に発生するゆがみ等)。

2.の画角ですが、これをカメラなしで把握ができるようになれば、いちいちファインダーから覗かなくても、どういう写真が撮れるのか分かるようになります。つまり、このレンズで、ここから撮ればどんな画角の写真が撮れるか、肉眼だけで判断できるようになり、すぐに、撮影に入るこができるようになります。これは、街角でスナップを一瞬で切り取るときなどにも活きてきます。


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なお、ズームレンズを使えば撮りたい所から撮りたいように撮れるという考えもあると思います。それは、ある程度事実だと思います。とくに、前後に移動できないようなときには、ズームレンズに頼るしかありません。しかし、モデルを同じ大きさで撮っても、レンズの焦点距離によって、背景の構図やボケなどが異なるのは、講座2.1でやったとおりです。

デッサンの後は、先生が用意した写真を見ながら、構図と目線について、座学でした。

写真は、画面の中に、人をどう配置するのかがポイントである。構図にルールはないが、こう配置すると、こういう効果・印象があるということを知っておくと良いということでした。

視線については、視線がカメラに向いているかどうか。カメラに視線が来ている場合には、構図上のバランスというものはあるが、モデルが何処にいてもおかしくならない。

そして、目線がカメラから外れているとき、どういう構図にするかにより、非常に意味を持つことになります。

モデルが真ん中にいて、コーラの缶を持ってカメラを向いて笑ってる写真、いわゆる日の丸構図の写真を見せられて、この写真をどう思うかと先生から訊かれました。いいと思うと回答があると、先生も、自分でもそう思うと言われました(最初は、日の丸構図の良くない例として使おうと思っていた写真だったそうです。)。日の丸構図は、無邪気、純朴、ぽや〜っとした感じの写真に合うようです。

構図について、空間を左右どちらを空けるかにより、ニュアンスの違いが出る。基本は中心だが、主題を端に寄せると動きが出る。

目線の方向にスペースがあると、安定した写真になる。逆に、目線の方向とは逆の方向にスペースがある写真だと、緊張感のある写真となる。

目線の方向にスペースがあると安定感がある写真になるが、動きのない写真になってしまう。そこで、同じような構図でも、モデルをまず向こうに向いてもらってから、振り返ってもらうと、動きがあるし、また、意味を持った写真にもなる。

モノを使って視線を作る。まず、モデルが像に向い合って見ている所を横から撮影した写真が示されました。次に示された写真は、モデルがこちら側を正面から向いている写真なのですが、葉っぱが手前にあり、モデルがその葉っぱを見ている構図でした。モデルがカメラ目線のときは、なかなか、やわらかい表情にはなりません。しかし、カメラがある方向の近くにある、別のモノを見てもらうと、表情がやわらかくなるということでした。

ところで、受講生から質問がありました。写真を撮るときに四隅に気を配らないといけないと思うが、撮りたい所だけ目が行ってしまう。先生はどういう心づもりで撮っているのか教えて欲しいというものでした。

先生の回答
・別の意識を持つしかない。真ん中を見て、それから、周りをぐるっと見る。
・ファインダーの視野率が100%ではないと、ファインダーで見ているものよりも一回り大きく写ってしまう。結果的に、ど真ん中からずらして撮影しても、ずらし具合が足りないということもあるだろう。
・カメラは道具に過ぎない。方眼マットなどを使って、ファインダーに格子線が見えるようにする。それで、画面のどのくらいの位置に来たら、どう写るのか分かるようにする。先生が使われているCONTAXのシノゴのカメラでも、ファインダーから覗いて見えるように、ボールペンで線を書きこんだそうです(なお、D5000であれば、設定だけで、ファインダー上に格子線を表示させることができます。)。道具を使いやすくすることによって、撮影のときに、余計なことを考えたり、気を使わないですみ、より、モデルに向き合うことができるということです。


上記のことを踏まえ、多摩川で撮影をしました。




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(〃ゝω・)





講座終了後、先生を交えて食事をしながら、その日の講座の内容の再確認などをしました。この時間は、とても有意義な時間だといつも思っています。その中で、撮影方法について、私がいつの間にか誤解していたことがあったことが分かりました。モデルを撮影するときに、カメラを下から上に向けて撮ると、足が長く撮れて良いだろうと思っていたのですが、そうではないということでした。その効果を得るためには、あくまで、レンズ面をモデルと平行にした上で、レンズを通して撮るときの歪みを使うということでした。そうしないと、ピントが合う位置が斜めになってしまうし、モデルや背景の写り方も変わってしまう。正面から平行で撮っても歪んでしまうのに、斜めにしたら更に変な歪み方をしてしまうということもあるのかもしれません(ただし、このことは、人ではなく、背の高い建物を広角レンズで撮るときには避けられないことのようにも思います。)。

この話に関連して、モデルを望遠で撮るときには、カメラの位置は胸くらい、近づいていくと、だんだんモデルの顔の高さくらいの位置で撮影すると良いということでした。特に、着物の場合はその辺りを厳密にする必要があるということです(なお、帯は必ず入れる。)。また、望遠の場合は胸くらいの高さということでしたが、写真家によっては、500mmの望遠で、かなり地面に近い高さで撮る人もいるということです。


posted by nishinyah at 23:45| Comment(0) | TrackBack(0) | Portrait | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする