GANREF被写体別ワークショップ第1回萩原史郎先生の紅葉・初冬の風景写真編で志賀高原に行ってきました。
このワークショップの募集に気がついたときには、既に、受付を終了しており、後で、追加募集があったときは、速攻で申し込みました。
バスを借り切っての移動です。車だと行きたいところに自由に行けるのがいいですね。私は、運転しないままゴールド免許を2回更新するほど、滅多に運転することはないのだけど、自分で自動車を運転して、自由に撮影場所に行くことができるのもいいなと思いました。
当日は、台風14号接近ということで、東京では大変だったみたいですが、志賀高原では、ほとんど雨が降りませんでした。でも、霧がかなり出ていて、幻想的な風景になったり、そして、霧がぱーっと晴れるときがあって、そうなると、急に視界がクリアになります。短時間の間に、風景がどんどん変わっていくので、気が抜けないときもありました。
一通り写真撮影が終わったところで、講評です。萩原先生の講評は、まず、丁寧にいい所を見つけて誉める。それってとても(・∀・)イイ!! 他の人の講評も含めて安心して聞ける。その上で、あえて言えばという形で続ける。同じことを言うのなら、その方がずっと受け入れやすいよね。
さて、講評のために、1枚だけ選ばないといけません。Macは持って行ったけど、取り込むのには時間がかかるので、D5000上で選びました。D5000の液晶で見るのと、後で、Macに取り込んでから見るのとでは違いますね。講評のときに選んだ写真がこれです。
一池では、霧で視界がほとんどなく、ほんの一時、さっと霧が流れて晴れたときに、初めてフレーミングが可能でした。とっさの撮影だから、あらかじめ準備しておくことができません。ごく短い時間で撮らなくてはなりません。
先生からは、間の撮とりかたが大きすぎる。いい所を中心にして、上と右側は削っても良かったかも、ということを言われましたが実はそういうこともあったからです。
というわけで、上に載せた写真は、既に、上と右をトリミングしています。D5000でもトリミングできるので、実は、写真提出前に、同じようなことを感じていて、トリミングした写真も用意していたのですが、せっかく講評してもらうのだから、素に近い写真がいいだろうということで。
講評では、ホワイトバランスを蛍光灯にした方がおられて、青く幻想的な雰囲気をかもしだしていました。そういうのもいいよなあ、後でやってみようと思いました。また、日本の森は薮のような感じになる。整然としているのは、例えばドイツの森ということも言われていました。
それで、元の写真は上の方にも載せていますが、iPhotoで色温度だけを変更してみた写真がこれです。これもなかなかいいね。
また、フォトブックのことも話されました。写真を他の人にも見てもらうのに良いということでした。もちろん、セミナー参加者はGANREFで写真をメンバーに見せているけれども、フォトブックというのもなかなか良い。まず、写真を撮るときに、周りの様子というか、背景が分かるような写真も撮っておく。そういった写真も載せておくことで、写真集に奥行きができる。また、写真には左向きと右向きというのがあって、左に配置するのに良い写真と右に配置するのに良い写真とかあるから、配置に気をつけること。また、写真を選ぶときには、手のひらサイズくらいだったかな? それくらいに印刷(このときの印刷品質は、もうどんな写真かは自分で分かっているだろうから、こだわらなくて良い。)して、取捨選択、並び替えをすると良い。そうしないとなかなか分からないということも話されました。また、起承転結を考えて、並べて行くと良いということでした。
ところで、今回、PLフィルターを持って行ったので、それを使って撮った写真もあります。ちょうど木が水に沈んでいたので、PLフィルターで水の反射を抑えて撮ってみました。フィルターを回転させると、急に水の中がクリアに見えるので面白い。
持って行ったといえば、今回は、ほとんど使わなかったのですが、Manfrottoのカメラバッグにすっぽり入るベルボンのP-MAXを持って行きました。Manfrottoの大きい三脚を持って行こうかと思ったんだけど、雲台を外しても結構バッグからはみ出るし、でかけるときは雨が降っていたので、バッグからはみ出したままというのも、どうかと思いまして。それに、風景写真の場合、そんなに三脚必要かな? という疑問もあります。一応、昼間なのだから、三脚にこだわらずに、いろいろなアングルで撮った方が良いのではないかと。時間をかけてじっくりと追い込んでいくには三脚があった方がいいのでしょうけど。それから、滝を撮るときとか。P-MAXは気軽に持ち出せるのでいいんですけどね。
今回もたくさん写真を撮りました。先生が何枚撮影したか皆さんに訊かれたのですが、300枚以上という人はほとんどいなかったようでした。あれ? もしかして、800枚近く撮ったオレって撮り過ぎ? もっと腰を据えてじっくりと撮るべきかも。でも、RAWで撮ってるけど、16GBのSDカードにはまだ余裕があったんだけどね。
今回、志賀高原の中でも場所をいろいろと変えたけれども、GPSで位置情報を付けておけばよかったかなと思いました。それぞれの場所でiPhoneで1枚撮っておけばいいだけなのだから。
写真を撮るのは楽しいねえ。