2014年03月04日

Adobe Photoshop Camera Raw の ベルビア



前の記事で、カメラ内現像のフィルムシミュレーションと全く同じかどうかは検証していませんが、Camera Rawのフィルムシミュレーションでは、暗部をより暗くする傾向があるように思います。その傾向が最も少ないのが、PRO Neg.Stdとなります。と書きました。


17754-693-294353



だったら比較すればいいじゃん。XシリーズはRAWファイルからのカメラ内現像ができるのだから。というわけで、比較します。

上がAdobe Photoshop Camera Raw 8.4で現像した写真、下がX-T1でカメラ内現像した写真となります。リンク先は、オリジナルサイズの写真となっています。

撮影情報は、X-T1 XF35mmF1.4 1/450 f1.4 ISO200です。カッコ内はX-T1で表示される説明からの引用となります。



PROVIA (標準的な発色と階調で人物、風景など幅広い被写体に適します)

S KAORU adobe PROVIA.jpg

S KAORU Fujifilm PROVIA.jpg



Velvia (高彩度な発色とメリハリある階調表現で、風景・自然写真に最適です)

S KAORU adobe Velvia.jpg

S KAORU Fujifilm Velvia.jpg



ASTIA (落ち着いた発色とソフトな階調でしっとりとした表現に適します)

S KAORU adobe ASTIA.jpg

S KAORU Fujifilm ASTIA.jpg



PRO Neg.Hi (コントラストを高めたややメリハリのあるポートレート撮影に適します)

S KAORU adobe PRO Neg.Hi.jpg

S KAORU Fujifilm PRO Neg.Hi.jpg



PRO Neg.Std (やわらかな階調で肌色の質感を再現したいポートレート撮影に適します)

S KAORU adobe PRO Neg.Std.jpg

S KAORU Fujifilm PRO Neg.Std.jpg




全体的に見て、Camera Rawのフィルムシミュレーションは、富士フイルムのフィルムシミュレーションそのままではありませんが、その特徴をつかんでいると思います。そして、やはり、Camera Rawの方が影が濃く見えます。彩度はFUJIFILMの方がやや高い感じがします。また、Camera Rawの方がふわっとした感じになっているとも言えるし、FUJIFILMの方が精細になっているとも言えます。

もちろん、元々は同じRAWファイルを使用しておりますし、これらの差は、現像でどうとでも調整がつく程度です。影についてはシャドウを起こしてやれば良いですし、精細さはシャープネスでの調整範囲です。

Camera Rawのフィルムシミュレーションは、富士フイルムの味付けをしたいときには活用できそうです。しかし、RAWで現像するなら、そこに留まらず、もっと自分の出したい色を追求することになるでしょう。RAW現像の醍醐味はそこにあるのですから。現像のとっかかりとして、まずは、フィルムシミュレーションの色を出してみるというのも良いかもしれません。



17754-693-294353




■追記(20140306)


カメラ内現像の方が精細に見えるのは、点像復元処理のおかげではないかとの声が聞こえてきたような気がしました。点像復元処理は、レンズを絞ったときの「回折現象」に効果があるものですから、開放で撮っているこの写真は違うだろうと思うのですが。ただ、カメラ内現像をするときのメニューに、確かに「点像復元処理」という項目があり、それがONになっていたので、OFFにして改めて現像してみました。また、合わせて、Camera Rawの現像のときに少しシャープネスを加えてみました。上がCamera Raw、下がカメラ内現像。フィルムシミュレーションはベルビアです。



S KAORU adobe Velvia Sharp.jpg

S KAORU Velvia fujifilm 2.jpg




さて、これで、先に載せたベルビアの写真と較べてみますと、カメラ内現像をした画像は、両方とも、全く同じに見えますので、点像復元処理は、やはり、絞って撮った場合の効果なのだろうと思います。また、Camera Rawで現像するときに、更に、シャープネスを加えた写真ですが、カメラ内現像の写真よりも繊細な感じに見え、全く同じにはなっていませんね。ここまで来たら、全く同じにする必要性もないように思いますが。





タグ:adobe FUJIFILM
posted by にしにゃー at 21:44| Comment(0) | PHOTO | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
コメントを書く
お名前:

メールアドレス:

ホームページアドレス:

コメント: