2014年03月03日

FUJIFILM X-T1 についていろいろなこと



X-T1が発売されましたね。X-M1を購入した当時、新機種が出る噂はありましたが、おそらく次に出るXシリーズは、コンパクトさを追求したものではないだろうから、X-M1を購入してしまおう、キャッシュバックもあるし、と思っていたのでした(そういえば、今、XFレンズのキャッシュバックやってますね。やばいなー。XF23mmF1.4 RとかXF56mmF1.2 Rとか、どうしようかなー。( ̄_J ̄)ん? XF56mmF1.2 Rは対象外じゃないか。)。それで、発売されたのが、X-T1。意外にも、サイズ的には、小さめで、しかも、X-E2には採用されなかったチルトディスプレイも付いている。これは実際に手にとってみたいと思いました。



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実物を見てみると、やはり、コンパクトという意味では、X-M1でした。X-T1は、軍艦部もあり、サイズ感的には、X-Pro1とさほど変わらない感じです。





X series 01.jpg


手前からX-T1、X-Pro1、X-M1。X-T1に付けているストラップは純正ではありません。X-M1には電子水準器が付いていないので、ホットシューカバー代わりの水準器を付けています。






X-T1では、左上のダイヤルで、ISO感度を設定できるようになっています。私の使い方では、普段は、ISOの上限と下限を決めてオートにしているから、ダイヤルにしなくてもいいのだけど、あって邪魔になるわけでもない。それよりはむしろ、ISOダイヤルの下の二段目のドライブダイヤルが地味に良い。このドライブダイヤルでは、ブラケティング、高速連写、低速連写、1コマ撮影、多重露出、アドバンストフィルター、ぐるっとパノラマに切り替えることができます。これを、メニュー画面で切り替えるのは面倒で、そのため、今までのXシリーズでは、ドライブモードはあまり変えないで使っていました。なお、このダイヤルは、例えば、1コマ撮影からブラケティングに切り替えるといったふうに使いますが、ブラケティングの設定(±1、±2/3、±1/3)を変更するには、やはりメニュー画面で変更する必要があります。

このドライブダイヤルのおかげで、今回、撮影するときに、アドバンストフィルターも結構使いました。特に、ダイナミックトーンの写りが面白いですね。同じような効果は、RAW現像するときに加工すればできそうではあるのですが、現状において、LightroomApertureもX-T1のRAW現像に対応していません。また、心情的に、現像時にここまで加工してしまうと、やりすぎのような気がして抵抗感があるのですが、最初からこのモードで撮影するとそのような抵抗感はあまりなく、むしろ撮ったその場で、なかなか面白い写真じゃないかと思ったりしますので不思議です。

この、アドバンストフィルターをダイヤルで変更することは、実は、X-M1でも出来ました。通常のMASPのダイヤルの中にあるのです(というか、MASPのダイヤルってレンズ交換式Xシリーズでは、X-M1とX-A1にしかないですね。)。更にMASP以外にも、C(カスタム)という設定も選択することが出来、ここは、カスタム保存と言って、カメラを一度いろいろと設定したら、カスタム保存しておくと、以降、このCにすると、その状態に戻すことができるというもので、実際に試してみたら、ブラケティングの設定も保存されていました。つまり、X-M1や(多分)X-A1でも、X-T1と同じようなことがダイヤル操作で簡易に出来るということです。

Xシリーズのブラケットと言えば、保存するまでに時間がかかるという印象がありますが、それは、X-T1でも変わりませんでした。ゥ─σ(・´ω・`*)─ン… また、X-M1とX-T1ではブラケティング動作のときに、いったんブラックアウトして、それから3枚の写真を同時に表示し、保存するまでに時間がかかるのですが、X-Pro1の場合は、ブラックアウトは一瞬で、その後、撮影した写真1枚が表示され、その後に、3枚が同時表示されて、保存されるということになります。トータルで言うと、X-M1やX-T1の方が速いような気がしますが、ブラックアウトの時間が短く、すぐに画像を見られるのは、X-Pro1の方が良いように思えます。

アドバンストフィルターのモードにすると、それまで滑らかだったビューファインダーがコマ落ちしたようになります。だからと言って、アドバンストフィルターを使う場面で困るという程ではないのですが。また、アドバンストフィルターでシャッターを押すと、処理中と表示され、少しだけですが待たされます。ここは一瞬で処理を終えて欲しいと期待してしまいます。かといって、RAWで撮ってから後でカメラ内現像しても、フィルムシミュレーションはできても、アドバンストフィルターの効果を付けることはできないのです(今後のファームウェアのアップグレードで望む点です。)。また、アドバンストフィルターを使うときは、RAWでは撮影できず、自動的にJPEGになるのですが、アドバンストフィルターを解除すると、(元々RAWに設定していれば)RAWに戻ります。これは当たり前かもしれませんが、良い点です。

さて、いろいろと機能のことばかり書いてきましたが、実際に撮影した写真を紹介しましょう。とはいえ、レンズ交換式Xシリーズは、今のところ基本的に画質は同じようなものなので、どちらかと言うと、レンズの写りを見るということになるのかもしれません(X-Trans CMOS IIセンサーの説明を読むと、ISO1600以上の高感度の場合はノイズ低減の効果があるようです。)。今回主に使用したレンズは、XC50-230mmF4.5-6.7 OISで、食事のときだけ、XF35mmF1.4 Rを使用しました。

前述したとおり、Lightroomも、Apertureも、現時点ではX-T1のRAWファイルは対応していません。X-T1に同梱されているRAW FILE CONVERTER EX powered by SILKYPIXも、本当にRAW現像するためだけのソフトであり、どうしようかと思っていたところ。Adobe Photoshop Camera Raw 8.4が、まだ最終版ではないようなのですが、X-T1に対応していました。また、Camera Rawと連携させるための閲覧ソフトとして、Adobe Bridgeも導入しました(Lightroomで閲覧できると良かったのですが、Lighroomは未対応のRAWファイルはそもそも読み込まない。)。Camera Rawはびっくりするほど、機能的にLightroomでした。私がLightroomでやっていたことは、Camera Rawでほとんど全てできてしまうのではないかと思います。とは言え、多分これからも、その使いやすさで、Lightroomを使い続けると思いますが。そして、Camera Rawでは、富士フイルムのフィルムシミュレーションもできるようになっていましたから驚きです。そのため、今回は、現像時に、フィルムシミュレーション(カメラ内現像のフィルムシミュレーションと全く同じかどうかは検証していませんが、Camera Rawのフィルムシミュレーションでは、暗部をより暗くする傾向があるように思います。その傾向が最も少ないのが、PRO Neg.Stdとなります。)した上で調整しています。なお、アドバンストフィルターで撮った写真は初めからJPEGなので、縮小以外の特別な加工はしていません。









Wild Flower Garden.jpg

XC 230mm(換算345mm) 1/200 f6.7 ISO200 PRO Neg.Hi









Wild Flower Garden_1.jpg

XC 230mm(換算345mm) 1/110 f6.7 ISO200 Velvia









Wild Flower Garden_2.jpg

XC 127.9mm(換算191.85mm) 1/125 f5.8 ISO250 Dynamic tone









Wild Flower Garden_3.jpg

XC 50mm(換算75mm) 1/500 f5 ISO200 Dynamic tone









Wild Flower Garden_4.jpg

XC 50mm(換算75mm) 1/500 f5 ISO200 Dynamic tone









Wild Flower Garden_5.jpg

XC 230mm(換算345mm) 1/300 f6.7 ISO200 PRO Neg.Std









Wild Flower Garden_6.jpg

XC 230mm(換算345mm) 1/125 f6.7 ISO200 PRO Neg.Std









Wild Flower Garden_7.jpg

XC 230mm(換算345mm) 1/180 f6.7 ISO200 Velvia









Wild Flower Garden_8.jpg

XC 230mm(換算345mm) 1/200 f6.7 ISO200 Dynamic tone









Wild Flower Garden_9.jpg

XF35mm(換算52.5mm) 1/110 f2.8 ISO200 PROVIA









Wild Flower Garden_10.jpg

XF35mm(換算52.5mm) 1/80 f2.8 ISO200 ASTIA









Wild Flower Garden_11.jpg

XC 71.1mm(換算106.65mm) 1/40 f5 ISO800 PRO Neg.Std










Wild Flower Garden_12.jpg

XC 50mm(換算75mm) 1/300 f4.5 ISO200 PRO Neg.Hi










Wild Flower Garden_13.jpg

XC 230mm(換算345mm) 1/210 f6.7 ISO200 Velvia









Wild Flower Garden_14.jpg

XC 230mm(換算345mm) 1/135 f6.7 ISO200 ASTIA










Wild Flower Garden_15.jpg

XC 230mm(換算345mm) 1/125 f6.7 ISO640 Dynamic tone









Wild Flower Garden_16.jpg

XC 161.8mm(換算242.7mm) 1/125 f6.4 ISO640 Dynamic tone









Wild Flower Garden_17.jpg

XC 152.6mm(換算228.9mm) 1/125 f6.4 ISO200 Dynamic tone










Wild Flower Garden_18.jpg

XC 230mm(換算345mm) 1/200 f6.7 ISO200 Dynami tone










Wild Flower Garden_19.jpg

XC 230mm(換算345mm) 1/230 f6.7 ISO200 Dynamic tone










Wild Flower Garden_22.jpg

XC 230mm(換算345mm) 1/60 f6.7 ISO320 ASTIA










Wild Flower Garden_21.jpg

XC 230mm(換算345mm) 1/125 f6.7 ISO250 Dynamic tone










Wild Flower Garden_20.jpg

XC 50mm(換算75mm) 1/180 f6.4 ISO200 PRO Neg.Hi










実は、X-E2の発表会で、FUJIFILMの中の人と話をしたのですが、そのときに、X-E2がチルトディスプレイだったら買ったのだが(コンパクトにするにはチルトにはできなかったということでした。)、とか、X-M1に、外付けで良いのでビューファインダーが欲しいとか、カメラを縦にした状態でもまっすぐ置くことができたら、簡易的に縦撮り長時間露光に便利なのですが(今は、ストラップ取り付けのためのでっぱりがあってそれができない。)、とか、フィルムシミュレーションは、RAWで撮ってパソコンでも出来るようにして欲しい(FUJIFILMとしては、カメラ内現像に限定する意図があるわけではないということでした。)という要望を出しました。縦置き以外は、それらの要望が叶えられているとも言えます。チルトもX-M1よりもスリムに収まりが良くなっています。

更に、防塵・防滴・防低温などにもなり、レンズ交換式カメラのXシリーズの事実上のフラッグシップ機と言えるでしょう。しかしながら、私の使い方だと、実はそれほどインパクトがなかったりします。例えば、明るいレンズで開放で日中で撮ったときに訪れるシャッタースピード1/4000の限界。これは変わらないし、RAWでは低ISOは200が限界であることも変わらない。ちょうど、XF56mmF1.2 Rというポートレートに最適だというレンズも同時期に発売するのだから、X-T1はこの明るいレンズを十全に活かすことができるカメラとしても登場して欲しかったところです。

デザインですが、オーソドックスな一眼レフカメラタイプ。わるくないデザインだと思いますが、普通になったという感じもします。クラシカルと言えばクラシカルなのですが、ダイヤルを追加することによって機能向上した今のカメラという印象もあります。これでシルバーとのツートンカラー版も出れば、印象は変わるかもれませんが(そして、私はシルバーとのツートンカラーの方が良いと思いますが。)。また、軍艦部に書かれているFUJIFILMという文字。これは、このスタイルなら当然なデザインかもしれませんが、何かどこかやや違和感を感じてしまう。デジタルなのにFILMとあるからかもしれません。かといって、FUJIとかFUJINONとするのも違うのでしょうね。これが、NikonとかCanonとかだったら格好いいと思ったかもしれません。文字が長いのもあるのかもしれません。KONICA MINOLTAのときも(。-`ω´-)ンーと感じましたからね。でもまあ、軍艦部の文字は些細なことではあります。ちなみに、他のXシリーズでも、FUJIFILMという文字自体は使われていますが、そちらだと違和感はありません。

ビューファインダーから覗ける風景が大きいという点は、通常価格帯の光学式一眼レフカメラに較べてアドバンテージになるかと思います。今回は更に、236万ドットの高精細有機ELで、表示タイムラグが0.005秒と改良され、ビューファインダーに関する不満はもうないと言ってもいいんじゃないかな。α99と較べても遜色ないと思います。また、SDカードの出し入れの部分がバッテリーとは別になり、カメラの横側となっています。

総合的に言って、FUJIFILMXシリーズの全部載せのカメラであり、グリップも持ちやすく、操作もしやすい。ストロボも外付けコンパクトなのを同梱している。不満点などないんじゃないでしょうか。でも、価格的には、低価格化した他メーカーのフルサイズのカメラに届きそうな値段であるのが厳しいところ。しかし、FUJIFILMには、より安価なX-E2X-M1もありますし。逆に言えば、それらの比較低価格なXシリーズで十分という人は多いかとも思います。

X-T1でここまでやったら、次に出るだろうX-Pro2の機能をどうするのか、という点が気になりますよね。いよいよ、撮像素子を変えてくるだろうか。ボディ内手ブレ補正は、やらないかなあ。これだけのビューファインダーが使えるようになっても、ハイブリッドビューファインダーは継続するのでしょうね。




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タグ:FUJIFILM
posted by にしにゃー at 21:40| Comment(0) | PHOTO | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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