2014年01月19日

NHK文化センター 安井豊彦先生のポートレート講座(2014年1月)




安井豊彦先生のポートレート講座、2013年度後期第4回目は、お城の近くで撮影しました。モデルは、2013年8月の撮影のときと同じ方となります。

使用した機材は、α99Sonnar T* 135mm F1.8 ZAVario-Sonnar T* 24-70mm F2.8 ZA SSMX-Pro1XF35mm F1.4 RとちょっとだけXF18-55mmF2.8-4 R OISになります。現像はApertureを使っています。









makitakyoko 1.jpg

α99 Vario-Sonnar 60mm 1/1250 f3.2 ISO100



この写真は、いたずらっ子のような素朴な笑みで可愛いので選びました。この日は、天気がよかったので、影がかなり強く出てしまいます。それはそれで、そういう写真もありかと思いますが、オリジナルの写真では、本当にコントラストが強いので、現像時に、影を起こしています。また、目の白い部分も分かるようにしています。



講評:生ぬるい表情。笑うでもなく、笑っているんですけど、中途半端な笑い。なんとなく気持ち悪い。なんで笑ってるんだろうという気がする。









makitakyoko 2.jpg

α99 Sonnar135mm 1/8000 f1.8 ISO100



この写真は、オリジナルでは、もっと周りまで写していた写真でした。しかし、もっとこの写真の特徴を活かすために、花を中心にトリミングしたものです。この時期の花は、枝の部分が多いですからね。



講評:やりたいことは分かる。左手を胸に持って行ってなんとなく物憂げにポーズをとっている。ちょっと消化不足というか。一つ一つの構成はいいんですけど。なんか物足りない。例えば、もっと(頭の途中から切るくらい)トリミングしたフレーミングの方がやりたいことがハッキリする。なんか散漫な感じがする。



もっとトリミングした方が良かったようですね。









makitakyoko 3.jpg

X-Pro1 XF35mm 1/150 f3.6 ISO200



山茶花の近くで撮ることになったので、花を近くに寄せてもらって撮りました。なんだか少年のような雰囲気で、ちょっとカッコイイですね。現像時に露出を下げています。顔の影の部分が山茶花につられて少し赤くなっているのが面白いですね。



講評:これは、4枚めの写真と同じような。場所も同じで、アングルだけ少し違うだけで同じだと思う。これをここ(4枚めの写真)までデフォルメしてやりたいことを強調したということでいいんじゃないか。こういう場所で撮りましたということで。









makitakyoko 4.jpg

α99 Vario-Sonnar 24mm 1/640 f2.8 ISO100



この写真は、提出しようかどうしようか迷った写真です。というのは、一つ前の写真の方がバランスはとれていると思うんですよ。そうなると、同じようなアングルで撮った写真なら、どちらか一方にすべきだと考えたわけです。でもしかし、同じようなアングルではあるけれども、狙い所が違うというか、両方ともありなんじゃないかと思ったわけです。この写真は24mmという広角の歪みを活かした写真です。山茶花のはじっこがちょっと切れてしまったのがモッタイなかったかなと思います。また、頭の上の向こう側に見える枝がちょうど頭を囲む感じに歪んでいるように見えて、でも、枝自体はこういう配置でないとこうはならないわけですから、レンズのせいというわけでもなく、面白なーと思った次第です。また、視線がやや下を向いています。もっとこっちを見ている写真もあったのですが、この写真の不思議な感じを活かすのは、こちらかなと思いました。なお、現像時に目の白い部分が見えるように部分的に明るくしています。



講評:これいいですよね。睨まれているようで、実際に睨んでるんですけど。この表情はちょっとオーバーなのかなという気もしますけど、これは、デフォルメしてもいいでしょうね。それと、ここの湾曲したような木の枝が頭にかぶさっている。効果的ですよね。丸くほわーっとかぶさっていて、もっともっと上の空間を感じることができる。それと、皆さん、最初見た時に、この赤い山茶花の花がもちろん印象に残ったんでしょうけど、それが大きく画面上にあって、この顔と花が何か言葉を交わしているような感じしますよね。ただ、もうちょっと花が画面の外側にあった方が良かったかな。ここまで大きく花が主張しなくてもいいんじゃないか。それか逆に、顔の前に大胆に持ってくるとか。そうすると、もっともっとシュールな感じが出てきて、それはそれで面白くなったんじゃないか。花がもっと横か、思い切って右目の近くに置くかするのが効果的な気がしましたね。









makitakyoko 5.jpg

α99 Sonnar135mm 1/200 f2.8 ISO100



この写真は、バランスがとれていると思い選びました。似たようなアングルで左側の山茶花がもっと大きく、その下の山茶花も写っていて、視線はこちらを向いている写真もあったのですが、ちょっと散文的かなーと思い、こちらを選んだものです。



講評:これもやりたいことは分かる。手のひらに包み込むように花を置いて、彼女に花を見てもらう。でも、左側の花のあたりがうるさい気がする。やりたいことをはっきりさせるカメラワークは大切。この場合、この赤い部分は、あまり意味のないような、逆にやりたかったことを曖昧にする要素でしかない。前ボケを入れたくなる気持ちは分かるけど。









makitakyoko 6.jpg

X-Pro1 XF35mm 1/1900 f1.4 ISO200



この写真は風がなびいてて自然な表情をしているということでモデルの人が気に入ってくれた写真です。35mm(換算53mm)のレンズで撮ったもので、別のレンズで、もう少し広めに撮った写真もあるのですが、こちらの方が、まとまりが良いかなと思い選びました。



講評:これは構成的な写真で、いいって言えばいいんだけど。もうちょっと広く引いた方が良かった。あまりにも窮屈に構成をされている。









makitakyoko 7.jpg

α99 Sonnar135mm 1/200 f9 ISO100



抹茶を飲んでいるところを何枚か撮ったのですが、そのうちのに1枚です。f9まで絞っているのは、背景のお城を入れたかったからなのですが・・・。



講評:ぱっと見た時に、これはなんだかよくわからない。お茶を飲んでる風情がちょっと希薄。中途半端。このあざやかな緑が目元に伸びているが、効果的とは思えない。口元にある親指がうるさい。一つ一つ細かい枝葉の部分を見てくると、気になるところがあって、逆に、枝葉の部分が見えてきて、肝心のお茶を寒い所であったかく飲んでるというのが、浮き上がって見えてこない。









makitakyoko 8.jpg

α99 Sonnar135mm 1/200 f1.8 ISO100



この写真は、かなりの逆光な場所で撮っており、レンズ的にも少々厳しいものでした。現像時に露出を下げたりしてそれらが目立たないようにしています。撮ったときは背景の玉ボケが綺麗に見えたのでこれは良い写真が撮れたと思ったのですが。目の開き方は、これはこれで良いかなと思いますが、しっかりと開いたのも撮っておきたかったなと思います。



講評:これいいですよね。最初に見る人はこれがなんだかよくわからないでしょうね。何なのか、どういうところで撮ったのか。わからないなりにも、左右に茶色い、よく見れば藁だと思うのでコモだと思うんですけど、これが広がって、後ろに高く伸びていっている。まるで桃から生まれた桃太郎みたいに、すっくと両脚を伸ばして、こちらを見て立っているのが、この場合、効果的なポーズ。ここで変に手を上に持って行っていってポーズとってみると、何か違うと思う。この不思議な背景とモデルのシンプルなあり方が、背景を見てモデルを見る、モデルを見て背景を見ている間に、一枚の絵に融合していく感じ。最初見たときには違和感があっても、見ていると、一枚の写真、ゆったりと見ることができる。これを横位置で撮ると、縦位置で撮るのと違って、コモの説明的な要素が入ってきてしまうので、面白みという意味では縦位置でよかったんじゃないでしょうか。









makitakyoko 9.jpg

α99 Vario-Sonnar 50mm 1/320 f2.8 ISO100



この写真は、背景のお城も入れたくて撮ったものです。このとき、いろんな表情をしてもらった中で、なんともいえないこの顔を選びました。なお、撮影時には、レンズに小型のレフ板的なものを付けて撮影しています。目をよく見るとそれが写っているのが分かりますね。後ろの木が頭の上に伸びているアングルになってしまったので、そこを外した写真も撮ろうと思ったのですが、時間ぎれでした。



講評:これいいですよね。モデルさんがなんの衒いもなく、計算もなく、ただこちらを見ている。笑うでもなく、恥じらうわけでもなく、感情を表に出すことなく、じーっとこちらを見ている。実際にこのモデルと話している中では、この顔は想像もつかないですよね。なんか少女の面影を残した女性、素朴な感じも見えて来るし、それが、松の大きな上に高くまっすぐな幹、そこから伸びている枝の部分、それが適度に空に広がっていて。おそらく、これは補助光、カメラにレフ板を付けているおかげで、背景と人物の明るさのバランスの明るさがとれている。付けていないと、グラデーションが出ていなく背景は真っ白な空になったでしょうし。背景に露出を合わせれば顔が真っ暗になったでしょうし。それは、レフ板のおかげでしょうね。珍しく、いつもの明るい写真じゃないのが不思議。









makitakyoko 10.jpg

X-Pro1 XF18-55mm 37.4mm 1/300 f3.6



最後の1枚どうしようかなーで選んだ写真です。こちらを見ているし、表情も面白がってる感じがするし、足も見えててちょっとセクシーかなと思って選びました。



講評:1枚めと同じで、薄ら笑い。下から、これは、手? えらく長い手だね。下から手が伸びているような不気味さがある。この場合には、その不気味さが効果的になっていない。ちょっと奇異な感じがする。









以上となります。今回、いつも使っているMacBook Pro 15-inch Retinaを修理に出していて、データのバックアップもとっておいたので、修理から戻ってきたときに、全てを購入時の状態にいったん戻して、画面の色も、標準チャートで合わせる前の初期状態に戻しています。いつもほど写真が明るくないというのは、もしかしたら、そのせいもあるのかもしれません。でも、過去にブログに載せた写真を見ても、とくに違和感はないのですが。また、MacBook Air 11-inchで見ると、MacBook Proで見るより、彩度が高く見えてしまうのはなんででしょうね。Airは、購入してから、一度も画面の色を変えていない筈なのですが。それと、Windowsのパソコンで見ると白っぽく見えたり・・・。測色器を購入してキャリブレーションをしてみようかとも思った時期もあったけど、そんなことをしても、他の人の環境では明るいと言われるだけなのかなーと思ったり。ちなみに、今回は、そんなに明るい言われなかったのは、プロジェクタのケーブルのせいもあるかもしれないです。とりあえず、以前、MacBook Pro 15-inch Retinaの色は、ほとんど修正する必要がないくらい素晴らしいという話も聞いたことがあるので、当面、初期状態のままで使ってみようと思います。





ラベル:SONY FUJIFILM
posted by にしにゃー at 22:53| Comment(2) | Portrait | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
どの写真も
背景やお花がきれいで
モデルさんとも合っていて
素敵でした(^^)
Posted by みか at 2014年01月24日 18:40
(*´∀`)ゝ
Posted by にしにゃー at 2014年01月25日 09:38
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