2011年02月06日

【PHOTO】橋本先生のポートレート講座2

橋本塾第2回目のポートレート講座は、光を見ることがテーマです。最初にデッサンをしたのは、前回と同じですが、今回は、光がどう見えているか、ということについて、描くように指示がありました(逆に言えば、影を描き込むことになります。)。光の当たり方をよく観察すること。光の当たり方で、鼻でできる影とか、かなり違います。また、同じ位置でレンズを通して撮った写真と、実際に目で見て描いた絵の見え方の違いということも比較します(レンズの歪みを体感する。)。

並べてみると、次のようになります。モデルになってくれたのは、歌手を目指している有本かがりさんです。



デッサン.jpg




有本かがり1.jpg




その後は、外で撮影です。今回は、多摩川の河原での撮影。前回は二人一組だったけど、今回は、一人ひとり別々に撮影です。撮影する場所、背景をどうするか一人で考えなくてはなりません。

もちろん、他の人が撮影しているときには、後ろからバシバシ撮りまくりますけどね。


有本かがり2.jpg




私のときには、まず、多摩川の看板を背景にして下から撮影してみました。


有本かがり3.jpg




次は、上から撮影。指さしてもらいました。


有本かがり4.jpg




次は、先生がモデルを水辺に連れて行きました。水をどう写真に活かすのか、ということだったのでしょうか。


有本かがり5.jpg




次は、全身を撮ってみましょうということになりました。全身を撮る場合には、背景がどうしてもいろいろと入ってきます。どうしようもないときには、モデルにしゃがんでもらうと良いということでした。


有本かがり6.jpg




外での撮影が終わったら、今度は室内でストロボを使った撮影です。ストロボというのは、外で使うときには、日中シンクロでレフ板の代わりに使う。室内では、どうしても、光量が足りないときなどに使うということです。

例えば、昼の室内で、窓の外の風景も入れたい場合、室内の人に露出を合わせると、窓の外は明るすぎて飛んでしまって真っ白になってしまいます。そのようなときに、ストロボを使って、人と窓の外の明るさを同じくらいにします。ただ、直接、人にストロボをあてると、不自然な感じになるので、バウンスという手法を使います。つまり、壁とか、天井とかに、ストロボを向けて、反射させると、点だったストロボの光が面の光に変わって、自然な光となるのです。なお、バウンスするときは、壁や天井の色が白くないと、色かぶりを起こしてしまいます。

また、レフ板が使えるときには、レフ板を使うけど、あと、もう少し光が欲しいとき、あと一段分くらい足すくらいのつもりで、ストロボを併用して使うそうです。

実際の撮影では、まず、背景のカーテンの模様が出るように露出を合わせて撮影。すると、当然、モデルは暗く写ります。


有本かがり7.jpg




そこで、マニュアルで露出を固定(つまり、シャッタースピードと絞りを固定する。)し、ストロボを調光して撮影すると、モデルも背景も両方露出が合った写真となります。


有本かがり8.jpg




なお、一眼レフカメラのフォーカルプレーンシャッターの構造上、ストロボを使う場合には、1/250秒よりも速いシャッタースピードだと、被写体の一部にしか光が当たらない写真になってしまうということでした。したがって、全体の明るさの調整は、シャッタースピードよりも、絞りによる調節が主になるということです。どうしても絞りを開けたい場合には、きっと、NDフィルターを使えばいいのでしょうね。



有本かがり9.jpg




ここに掲載する写真を選んでいて思うのは、どんなにいいシチュエーションでも、結局は、モデルの表情で選んでいるように思います。ということは、いかに、モデルのいい表情を引き出すのか、ということも、本当は大事なのでしょうね。


■追記
デッサンの絵は、50mm F1.4の単焦点レンズで撮影して載せました。でも、これもレンズを使って撮影しているのだから、歪んでる筈と考えて、PTLensというソフトで歪みを補正してから掲載しました(PTLensはどのレンズか指定すると、その指定したレンズに合わせて補正してくれます。)。そこで気がついたのですが、だったら、モデルの写真も、PTLensで、補正前と補正後を表示させたら、どれくらい歪んでいるか分かる筈。やってみました。PTLens上では、補正前、補正後が同一画面上で変化するので、その違いが分かります。補正前の方がやや顔がふっくらと丸くなっており、逆に体はややスリムです。ところが、二つの画像を横に並べて表示すると、もう、どちらがどちらかなのか・・・。比較したモデルの写真も50mm F1.4の単焦点のレンズで撮ったので、歪みが少なかったということなのかもしれません。

■追記2
橋本先生から指摘がありましたので追記します。レンズには、歪曲収差による歪みとパースよる歪みがあるが、講座では、パースによる歪みについて説明している。追記1に書いたのは、歪曲収差のことになりますね。パースによる歪みでは、レンズの端の方に行くと歪む(伸びる)けど、中心の方はあまり歪まない。また、パースによる歪みは広角レンズであるほど大きくなる。ということのようです。しかし、広角レンズは遠近感が強調される、ということだけなら、よく分かるのですが、パースによる歪みとなると、その理屈はどうなっているのか・・・。分かったら、また書きます。


posted by にしにゃー at 22:26| Comment(2) | TrackBack(0) | Portrait | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
コメントありがとうございます。
今日みたいな感じは初めてで、絵を描いてもらうとき、みんなに見られて照れました〔笑〕
絵もお上手ですねっ♪

2月21日と3月13日に渋谷でライブが決まっているので、もし良かったら是非カメラを持って、遊びに来て頂けたら嬉しいです☆☆

今日はお疲れ様でしたあ
Posted by arimoto kagari at 2011年02月07日 00:59
本人キタ━(゚∀゚)━!! こちらこそコメントありがとうございます。ライブですね、ライブですか。たしかに、有本かがりさんの歌はまだ聴いていないので、聴きながら撮れるのは最高でしょうね。ライブ会場は暗いでしょうから、撮影方法としては、おそらく、できるだけ前に寄って距離を短くし、会場が許すのであれば、ストロボを焚き(ストロボが届けばですが)、会場が許せば、三脚又は一脚を使い、できるだけ明るいレンズで撮影するといったところでしょうか。手持ちで撮影するのなら、手ぶれ補正があるレンズだと良いけれども、この前、casioの発表会のときに、やや暗い場所で、それなりにモデルに近い場所から撮影したけれども、28-300mm F3.5-5.6(手ぶれ補正付き)でも、心許なかったので、もっと会場は暗いでしょうから、70-200mm F2.8で頑張るか、50mm F1.4で撮影して後で切り取るということになるのではないかと推察します。しかし、ライブ会場に私が行ったら場違いな気持ちになりそうな気がそこはかとなくしますが、誰も大して他人のことは気にしないような気もしますので行ってもいいのでは? と一瞬思ったりもします。橋本先生の課外授業で、ライブでの撮影の仕方というのを現場でやってくれれば、ぜひ行きたいと思うのですけど。
Posted by ジキタリス at 2011年02月07日 02:18
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